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油淋トリニチカシイオニク

 ふぃ~。

 汁なし担々麺の持続ダメージ(辛さ)からやっと回復したわ。

 乳酸菌飲料って偉大だね。飲むと口の中で暴れまわってた辛さが抑えられていくわ。

 んでまぁ、なんで汁なし担々麺作ったかって話なんだけど、まずは食べたいから。

 これね。そもそも食べたくないものは作らんからね。

 んで、この汁なし担々麺の具ね。これをホットサンドにしてリリウムさん達に持たせようかなーとね。

 チーズと挟んでさ、旨辛のひき肉のホットサンドなんて、絶対に美味しいじゃん?

 というわけで、汁なし担々麺はリリウムさん達のためを思って作ったわけだ、うん。

 ……美味しかったです。

 それじゃ、俺は休みの日にしか出来ないダラダラ過ごすって事をしなきゃいけないので……。

 人をダメにするソファにルパンダイブ。

 蒸気が出るアイマスク、ヨシ!

 自分の好きな静かめのクラシック、ヨシ!

 毛布、ヨシ!

 これより、惰眠を貪る仮眠を開始する!!



 む、そろそろエルフが来る気配。

 起床!

 時刻は……ふむ、もうほんのちょっとだけ余裕がありそうだ。

 じゃあ今のうちに下ごしらえ済ませときますか。

 今日は~っと……見た目はもも肉っぽい塊にしますか。

 こいつを歯ごたえも加味してやや薄めに人数分切り出し~。

 そのまま砂糖水に塩をぶち込んだブライン液に浸していくぅ~。

 ま、今日は唐揚げじゃないんだけど、ジューシィにするための工程だからモーマンタイ(無問題)モーマンタイ(無問題)

 調味料は……ラベンドラさん達来てからでいっか。

 野菜だけ刻んでおこう。

 にんにく~、ねぎ~、生姜を親の仇ほどみじん切りのこま切れにしていきましてー。

 終わり。うん、早いね。

 どうしようか……コーヒーでも飲んで優雅に待つか。

 俺は臥龍岡、違いの分かる男……。なお、飲むのはインスタントコーヒー――どころか某コラボの時に箱買いした缶コーヒーのもよう。

 全然減らねぇんだこれが。美味しいけど。



「お邪魔しますわ~」

「は~いいらっしゃーい」


 缶コーヒー二本目が空になったところで皆さん登場。


「あ、そうだ。カケル、先に言っておくが今日から持ち帰りの量は元に戻して大丈夫だ」

「あ、はい。分かりました」


 で開口一番ラベンドラさんからの通達。

 ほーん? まぁ、ホットサンドの具が余ったらラベンドラさんに押し付けるべ。

 まさか要らないとは言わないだろうしな。


「それで? 今日の料理は?」

「前に唐揚げを作ったじゃないですか? あれの派生みたいな感じです」

「唐揚げですのっ!?」

「勝ったな」

「ああ、間違いないわい」


 最近、みんなの中での唐揚げ観がとても気になる。

 一体何と戦っているんだ?


「派生とは、どのような変化をするのだ? 唐揚げはあれで完成された料理だと思うのだが……」

「作り方は特に変わりませんよ。ただ、揚げた肉に甘酸っぱいタレをかけます」

「甘酸っぱいタレ!」

油淋鶏(ユーリンチー)という料理ですね、それじゃあ早速作っていきましょう」


 この言葉でラベンドラさんが近づいてきて、他の三人は着席。

 いつも通りラベンドラさんに説明しながら調理を開始。


「まずはブライン液に浸してた肉を引き上げて、水気をしっかり切って下味をつけます」


 キッチンペーパーでしっかりと。

 水気を拭き取ったら、そこに塩コショウとすりおろし生姜。

 全体に馴染む様に塗り込んでいく。

 ……もちろん生姜はチューブのやつ。人数分の肉用にすりおろしてるとどれだけかかるんだって話ですからね。

 時間も、量も。

 で、それらの後に料理酒を手に垂らし。

 こいつも肉にマッサージの如く揉み込んでいく。


「ジー……」


 料理酒の蓋を開けた瞬間からガブロさんの視線を感じるけど、無視。

 料理酒は飲む用じゃないの!


「そしたらタレの準備です。前もって刻んだ野菜と、醤油、酢、砂糖、ごま油……」


 オーソドックスな油淋鶏のタレ……ここに、


「はちみつも加えてよーく混ぜます」


 砂糖以外の甘さも追加! これがあるとないとで全然違うからね、入れ得入れ得。

 どんなもんになったかな……ちょい味見。

 ――ちょっと物足りないか? んでもこれ以上何追加する……?


「私も少し味見を……」


 とラベンドラさんもタレをペロリ。


「ふむ……。一瞬鼻に酸味が抜けるが、その後からしっかりとしたうま味と塩味が上がってくるな。……いや、その下にある甘みが押し上げているのか……」


 ラベンドラさん的には満足っぽいな……。

 あ、そうだ。味覇入れるか。中華最強の万能だし、半練りタイプ。

 これも入れて再度かき混ぜ。良し、タレ完成。


「後は肉を揚げて、タレをかけて完成です」

「タレをかける以外はあまり唐揚げと変わらないな」

「唐揚げの場合は下味をもっとしっかり付けますけどね」


 なんて会話をしながら、鶏肉に片栗粉をまぶして油へ。

 まずは皮からしっかりと揚げていきますわぞ~。

 ……んで、揚げてる間に盛り付け用意。

 スーパーで買った、既に切られてるサラダ、プチトマトを盛り付け。

 その脇に、ポテトサラダをデンッ! と乗せる。

 悪いな。俺は油淋鶏を食べる時の付け合わせをポテトサラダにするって悪魔と契約しちまってんだ。

 俺の中の、食欲の悪魔とだけどな。

 あとは揚がったら食べやすい大きさに切り、タレをたっぷりとかけて完成!

 それじゃあ、人数分揚がって食事する前まで……ジャンプ。

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― 新着の感想 ―
酒には酒税がかかります。 しかし塩を入れてそのまま飲めない料理酒にすると酒税はかかりません。
[良い点] 普通のスーパーで売ってる料理酒飲んだ人いるけどクソ不味いらしいよ
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