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簡易的なコース料理

 ゴー君にご飯をあげ、コンフィのお礼に身体全体に買って来た砂をかけてやる。

 こう、泥パックというか、鳥の砂浴び的な?

 

「んご~」


 (*´Д`)みたいな顔して寛いでおられますわ。

 俺らで言う風呂に入ってるみたいな感覚なのかな。

 知らんけど。


「……絶対に食後にやるべきだったよね……」


 なお、全身砂まみれの泥だらけなもよう。

 まぁ、すぐ着替えられるような恰好だったし。

 先にサッとシャワーを浴びてきちゃいますか。



「邪魔するぞい」


 というわけで異世界組が登場。

 風呂?

 とりあえず汚れを落とすだけだからサッとシャワーで済ませましたわよ。

 おかげで寒い。


「どうした?」

「気にしなくて大丈夫です」


 まぁ、ヒートテック着てるから平気さ。

 うん。


「今日の食事は?」

「マイコニドのポタージュ、異世界ナマズのコンフィ、異世界ナマズカツ~ハヤシソースを添えて~、サラダ、です」

「最高じゃな」

「あと、ワインが姉貴から届きましたので」

「最高ですわね!!」


 こうやって今日の料理を見ると、普通にレストランのメニュー感あるな。

 少なくとも、一般家庭でコンフィが出るのはかなり珍しいんじゃなかろうか。

 俺なんて、ゴー君が庭に居なかったら一生作らなかったと思うよ?


「それで? どれを手伝えばいい?」

「コンフィは盛り付けるだけになってまして、コンフィのソース、マイコニドのポタージュ、カツを揚げる作業が残ってますね」

「ポタージュとカツを請け負おう」

「お任せします」


 という事で、俺がやるのはコンフィのソース作り。

 フライパンにバターとオリーブオイル、バターが溶けたら白ワインとみじん切りにした異世界ナマズのパンチェッタを入れまして。

 ワインのアルコール分を飛ばしたら、レモン果汁を加えて完成。

 早いもんだ。


「今のワインは?」

「調理用です。今日皆さんに飲んでもらうワインじゃないのでご安心ください」

「うむ」


 ワインがあるって言うとすぐこれだ。

 俺が料理に使うワインは、調理用のやつしかないよ。

 いっちばん初めにワインを何の知識も無しに飲んだ時はね?

 あ、これ俺完飲無理だなと悟って料理に使ったりはしましたけれど?

 異世界組が来てからはそもそもワインが残らないからな。

 最初に飲んだワインは何だったっけな……マジで適当に選んだ奴だった気がするわ。

 ちなみに不味かったとかじゃなく、普通にアルコールに無抵抗だったってだけ。

 今は当時に比べたら多少は飲めるようになってるな、そう考えると。

 あと、当時はワインにはチーズっていう固定観念みたいなのがあったのもよくなかったかな。

 合わせるおつまみ次第でワインはどれだけでも美味しくなるからね。


「玉ねぎとじゃがいもはすり下ろすぞ?」

「もちろんお任せです」


 ……皮を剥いた玉ねぎとじゃがいも、鍋の上に浮かんでてさ。

 見えない刃によってすり下ろされていくんだぜ?

 多分風魔法かな。


「ブイヨンの濃さは?」

「濃すぎると他の料理も味が濃いのばかりなので……」

「分かった。薄めにしよう」


 なんてやり取りをしつつ、マイコニドのポタージュがどんどんと出来ていく。

 なお、隣の鍋では異世界ナマズカツが揚げられている模様。


「生クリーム、塩コショウっと」

「パセリは皿に盛った後で構いませんよね?」

「うむ」


 盛り付けに入る前にお皿を準備。

 そうそう、今日もご飯ではなくパンにしました。

 ただ、買って来たのは米粉パンのブールなので実質ご飯である。

 いいね?


「パンをトーストする方~」

「頼む」

「お願いしますわ」

「もちろん」

「私はそのまま」

「わしはトースト頼むぞい」

「そのままで」


 えーっと、ラベンドラさんとアメノサさんがノートーストね。

 それ以外はトースト、と。


「焼きませんの?」

「食べてから焼いて貰うことだって出来る。ただ、焼いてしまっては元に戻せない」

「時間逆流をすればいいではありませんの」

「小麦に戻す気か?」


 米なんですけどね、今日は。


「お前もトースト無しでいいのか」

「トーストすると口内に刺さる」


 分かる。

 特にフランスパンとか、酷い時には歯茎にざっくりいくよね。


「カツ、そろそろ揚がるぞ」

「じゃあ、色々と盛り付けちゃいますね」


 パンをトースターに入れ、まずはコンフィから。

 保温をしてくれてるゴー君の元へ走り、コンフィを回収してリビングへ。

 お皿に移し、さっき作ったソースをかけて……。


「カケル、これも乗せてくれ」

「いいですね!」


 ラベンドラさんから渡された……パプリカのマリネのような見た目のものも一緒にお皿へ。

 一気に彩りが豊かになるね。

 仕上げにパセリを軽く振って、コンフィ完成。

 次、スープをそれぞれお皿によそい、こちらにも同じくパセリをパラリ。


「スープにはこれだ」


 と渡されたのはクルトンかな? 

 これがあるのとないのとではスープの味わいも変わるよね。

 というわけでクルトンを均等にばらまきまして。


「サラダは?」

「盛り付けるだけですね」


 スーパーで売られてる二桁種類の野菜が取れるサラダをお皿に盛り付け、翔の気まぐれ(に購入した)サラダの完成。

 ミニトマトを半分に切って乗せて、ドレッシングはイタリアン、サウザン、シーザー、和風とご用意。

 

「カツだ。ソースを頼む」

「はいはい」


 揚げたてのカツをカットし、お皿に並べて渡してくるラベンドラさんから受け取り、無水ハヤシのソースをかけまして……。

 これにて、晩御飯の完成でござい。

 パンも丁度焼けましたっと。

 さてさて、それじゃあ――いただきます!!

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― 新着の感想 ―
ここは空気を読んで、チョコのフルコースを出すべきだったのでは?
「今日の食事は?」 「マイコニドのポタージュ、異世界ナマズのコンフィ、異世界ナマズカツ~ハヤシソースを添えて~、サラダ、です」 「最高じゃな」 やっっっっとチョコ以外の食事が出来るドワーフさんの一言…
(*´Д`)みたいな顔して寛いでおられますわ。 サウナで整ってる(良く分からん)おっさんみたいな図のゴー君。でイメージ出来た…(^-^;
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