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何をどうしてそうなった?

「……マジ?」

「ンゴッ!」


 えーっと……。

 ゴー君が星晶塩を食べてパワーアップしました。

 わー(パチパチパチパチ)。

 で、気になる追加された機能なんですけど……。


「塩焼き……出来るんだ」

「ンゴッ!」


 本人からの自己申告によれば、入れられた食材に最適な塩味を付けて焼き上げる機能だそう。

 ……これいる?

 とか言ったらゴー君に悪いか。

 いるんだろうな、うん。


「ンゴンゴ」

「へ?」


 あとおまけで、ウイスキーやらワインやらに樽で熟成させたような香りや深みを与えられるようになったらしい。

 何がどう作用したらそうなるのかな?


(……わしのワインをそっちに渡すから、そのゴーレムで熟成してくれんか?)

「味見してもいいんなら構いませんよ?」

(神の所有物であるワインに口を付けると?)

「嫌なら諦めればいいのでは?」

(ぐぬぬ)


 と言うか、出来るだろ、神様なら。

 樽で熟成させることくらい。


(そっちの世界の木の香りとこっちの世界の木の香りが違うんじゃ!!)


 ……あ、なるほど。

 そりゃあ世界が違うなら木とかでも香りが違うとかはそうか。

 ……待て? てことは『無頼』さん達から送られてきている香木、もしかしたらこっちの世界では存在しないような香りの物もある可能性?

 変な物送って来てないよな? 『無頼』さん達……。


(その点は大丈夫じゃろ、『無頼』の鼻で最初に送った香木と同じ匂いの物を嗅ぎ分けて送ってきておるわ)


 ほんと助かる『無頼』さん。

 そう言う気配りと言うか、気付きをしてくれるのマジでありがたい。


(……一口だけじゃぞ?)

「分かってますって」

(都合六十本ほど送るからの、ゴーレムには『ワインの香りを邪魔しない程度の樽香と円熟されたような深み』を追加するよう頼んでおいての)

「注文が多いですねぇ。ゴー君、お願い出来る?」

「ンゴゴ~~」


 よし……。

 ん? 六十本!? ちょっと多すぎません?


(かなり厳選して絞った本数じゃ)

「いやまぁ、いいですけど……」


 俺が知らないところで危害を加えようとしてたアメノサさん、それに対応してくれたの、どうも神様っぽいし。

 守って貰ったんなら、それ相応の感謝はしなくちゃね。


「……おつまみにドラゴンベーコンなんていかがです?」

(合うじゃろうなぁ)

「しっかり燻製してスモーキーな仕上がりに……」

(ワインが捗るのぅ)


 うし、じゃあ解呪からの仕込みをして、燻製工程はゴー君に頼めばいいか。

 ……ゴー君、大量のワインが入ってるけど燻製いけそ?


「んご」


 無理か。

 ……神様、ベーコン時間掛かりそうですけど我慢してくださいね。


(……仕方ないのぅ)



 さて、ゴー君が異世界ワインを熟成させてる間に、今晩の晩御飯を作っていきましょう。

 で、メニューなんだけどさ。

 ふと思ったのよ。

 一番最初に貰った異世界食材、『ブタノヨウナナニカ』。

 これで角煮を作ったのが、初めての異世界食材料理だったと思うんだけど……。

 これ、ドラゴン肉でやったらどれくらい差が出るんだろうね? と。

 もうね? 焼いて食べた時点で違いってのはぶっちゃけ分かるのよ。

 ただ、やっぱり比較するなら同じ調理法でやるべきで。

 時間あるし、だったら角煮作るか、って。

 ……焼くだけで角煮みたいな食感の部位もあるんだけどね。


「肉に臭みは無かったし、そんなに生姜とかはいらないかな」


 と言う訳で生姜一個をスライスして鍋に入れ、ネギの青い所もポンポンぶち込み。

 ここからは下茹での時間。

 ちなみに角煮にする部位は背中肉。

 焼いたら角煮みたいな食感になった部位ね。


「あまりアクは出てこないな」


 ブタノヨウナナニカ肉と比べても、アクは少ない。

 純粋にうま味が詰まってるって事なんだろうな。

 下茹でしてる間に煮込むタレの準備。

 甘口醤油、料理酒、砂糖。

 味醂も入れよう。

 それらを火にかけて、アルコールを飛ばしてっと。


「……ドラゴン肉だし、ワインとか隠し味に入れてみても面白いか?」


 そう言えば某料理漫画で肉の煮付けに蜂蜜使って柔らかくした、みたいなのも記憶にあるし、蜂蜜も加えてもいいかも。

 ……コーラ煮なんかあったな。

 あまり入れすぎると味の大渋滞を起こしそうだし、一旦このままの煮汁でやるか。

 ワインとかコーラとかはラベンドラさん達に任せちゃおう。


「前回は煮卵だったけど、今回は目玉焼きにするか」


 角煮と一緒に煮込んだ味付け煮卵、美味しいんだけどさ。

 今日はちょっと趣向を変えて、仕上げに目玉焼きを乗せることに。


「白髪ねぎはたっぷり作っとくか」


 青い部分を使ったネギを、蛇腹切りで白髪ねぎに。

 こいつは丼に使うし、使わなかった分はごま油、塩昆布、ゴマ、めんつゆを混ぜ合わせて無限白髪ねぎに。

 

「下茹で終わりかな?」


 いい感じに煮込んだけど、刺激を止めると元に戻るからな、このドラゴン肉。

 まぁ、大丈夫でしょ。

 と言う訳でここからは煮汁に沈めて煮込んでいくわぞ~。

 ……完成はラベンドラさん達に状態保存の魔法をかけて貰う工程の後だから、その後まで……カット!

昨日は諸事情あってバタバタの投稿だったので、告知出来ていませんでしたが、漫画の二話が公開されております。

よろしければ皆さま、コミックポルカ様からぜひご確認ください。

……体調不良には気を付けよう(n敗)

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― 新着の感想 ―
ブタノヨウナナニカ肉も用意したら尚分かりやすそう
えっと、その神の所有物さん何か浄化レベル高そう……
ゴーくんこれもう付喪神とかそういう存在やん!
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