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戦争前夜

投稿順番間違いをまたやらかしてます。

3月1日更新分でこのエピソードを読まれた読者様は、前話をご確認くださいますようよろしくお願いいたします。

「にしても……本当にこの世界のワインには毎回驚かされる」

「どの銘柄も等しく美味い。じゃが、ちゃんとどれもが変化があるわい」

「製造法だけは教えて貰いましたけれど、やはり材料となるブドウから違うのでしょうね」

「一向に私達の世界のワインは品質が向上しないからな」


 ワインを飲みながら、異世界ワイン愚痴。

 というかそもそもさ、ワイン作りなんて一本作るのにかなりの時間がかかるんじゃないの?

 そんなすぐに成果とか出ないんじゃない?


「手っ取り早く品質が上がる方法があればいいんじゃがな」

「あったらもう皆やっている事だろう」

「それもそうですわ」


 ……う~ん、ふと思ったというか、昔本で読んだことを思い出したんだけどさ……。

 確か、昔ってワインに鉛を入れてたんじゃないっけ?

 ただ、身体に毒だからって事で禁止されたとかなんとか……。

 これ、異世界の食材とかなら、有毒にならずにワインの味に変化をもたせられたりしない?


「一応ですけど、この世界にはワインに鉛を入れるって方法がありました」


 ヨーロッパで、十八世紀くらいまで。

 しかも鉛を入れるとワインが甘くなるって評判だったらしい。

 もちろん鉛中毒まっしぐらですけれども。


「ワインに……?」

「鉛を?」

「入れてどうなる?」

「鉛の成分は甘いらしく、甘さが出るとかなんとか」

「試そう!!」


 ステイ、甘党、ステイ。

 毒だってば。


「人体に有害なんで今は禁止されています」

「……ではなぜ我々に話を……」


 そう尋ねたラベンドラさんが、あごに手を当てて考え込む。

 多分、俺の意図に気付いたんじゃないかな。


「なるほど。一旦宝石で考えてみるか?」

「どういうことですの?」

「鉛を我々の世界の何かに置き換えるという話だ。宝石や魔物の素材、試したい物はいくつもある」

「醸造ギルドを巻き込むぞい!」

「当然だ!!」


 一気に勢い増すじゃん。

 まぁ、自分らの国のワインが美味しくなるかもってなったらそうなるのも分かるけど。

 ……んで、神様?


(……ん? なんじゃ?)


 どれかワインが美味しくなる見込みのある素材とかあるんです?


(すっごく期待しとるのがいくつかあるぞい)


 ……何って言わない辺り、教える気はない、と。

 ただ、辿り着かない場合は教えそうだから、辿り着けない程の素材じゃないらしい。

 ラベンドラさん達や醸造ギルドの皆さんたちに期待かな。


「ふふ、楽しみが増えましたわね」

「ああ、これまで以上に宝石を集める必要が出て来た」

「よし……カケル」


 デザートか……。

 まぁ、来るよな。


「持って来ますね」


 さて……持って来るか。

 チョコレート菓子……そのファミリーパックを。


「き〇この山、たけ〇この里、〇ッキー、ブラックサ〇ダー、コアラの〇ーチ……。とりあえず目に入ったチョコレート菓子を持って来ました」

「これ全部チョコレートか?」

「ですね」

「ひゃっほう!!」


 デザートのネタが無くなった俺の秘技! とりあえず企業が出したお菓子を叩きつける。

 まぁ、どれも美味しいから大丈夫でしょ。


「チョコとビスケット?」

「こちらはクッキーだそうだぞ」

「食べますわよー!!」


 と言う訳で、みんなが思い思いの袋を取り、開封。

 俺? 俺はとりあえず〇ッキーかな。


「まぁ! 美味しそうですわ!!」


 リリウムさんが手に取ったのはコアラの〇ーチ。

 ……美味しそうってあれだよね? コアラの〇ーチに対してだよね?

 描いてあるコアラに対してじゃないよね?

 そうであることを祈ろう。


「サクサクとした生地と中のチョコの組み合わせが完璧ですわ!!」


 分かる。

 あのお菓子、チョコの量とか絶対計算づくなんだよな。

 いい感じに生地と合わさる絶妙な加減が分かってる感じ。

 気が付くと全部食べてしまってるんだよ……。


「こっちも組み合わせは完璧だぞ!」


 マジャリスさんはき〇この山か。

 戦争を起こしてるたけ〇こ側に比べてチョコの量が多いんだよな。

 それを柄のクラッカー部分が文字通り支えている感じ。

 ……そう言えば最初にチョコとビスケットって言ってたな。

 クラッカーです、はい。

 しっかりチョコを味わうって点ならき〇この方に軍配が上がるよな。


「こっちも食ってみろ。考えが変わる事だろう」


 対してラベンドラさんはたけ〇こサイド。

 たけ〇こは何と言ってもクッキー生地に尽きる。

 サクッとホロホロなクッキーと、表面に掛かったチョコの味わい。

 き〇こと比べるとチョコ感が少ないのは否めないけど、その分しっかりとクッキー生地が味わえて美味い。

 ちなみに俺はたけ〇こ派。

 ただしどちらかと言えばという話で、あるなら別に両方食べる。

 

「うむ、美味いわい」


 ガブロさんはブラックサ〇ダーを一口で。

 チョコとココアクランチ、その絶妙な組み合わせで、かなりの人気があるチョコレート菓子。

 企業が「一目で義理と分かるチョコ」とか言い出したりしてる、ネタにもなっていたりする。

 まぁ、好きだよ。美味しいし、安いし。


「チョコ単体だけでなく、こうして何かにかけたりするのもやはりいいな」

「貴族たちはクッキーや果物と合わせて楽しんでいるそうですわよ?」


 ……異世界……果物……ウッ……頭がっ!!

 牡蠣にチョコなんてかけてない、いいね?


「次はどれにしようか」

「カケルが食べているのも美味しそうですわね」

「そっちのき〇こを取っとくれぃ」

「む、見た目が美味そうだな」


 最初に取った袋を完食し、それぞれ次の袋へ。

 ……ラベンドラさん? コアラの〇ーチの見た目に、ですよね?

 描かれているコアラが、じゃないですよね!?

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― 新着の感想 ―
エブリバーガーや木こりの切り株をお忘れか…? あと知育菓子も面白いもの多いですよ? 作るのかとても面倒ですけどね…(レンジ使用等)
きのこ一択!とさらに燃料投下 ちなみに軸の部分はクラッカーだよ
チロル大好き勢です
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