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黄色いコスモス
思いつきの走り書き~
そこを通ったのは二回目で
夏の盛りと秋の始め
照り付ける日差しの中
きみたちを見つけた
真昼の太陽を背にして
少し俯いてポツンと咲く
それから涼しい風が吹き
きみたちはたくさんの仲間増やして
秋を満悦してるように見えた
揺れていたね
小刻みに震えていたね
でも黄色いきみたちは
強い品種なんだって知ったよ
もしきみたちと会話出来たら
聞いてみたいことがある
たとえばピンクとか白いヤツらを
羨ましいと思わないか、とか
何処か見知らぬ場所に行きたいとは思わないか、とか
聞いてほしいことがある
僕のたあいない話
クズみたいな話、あ
おかしいや
気持ち悪いよね
そうだよ
そうだよね
三度目にここを通ることは
あるのだろうか
冬になるか春になるか夏か秋か
わかりもしないけど
きみたちはそこに根を張り
ずっといるんだろう
ずっといるんだろうね
白い空に白い雲が浮かんでる
真ん中だけ紺色に色づいて
雨雲なのだろうか
でもそのうち白に染められてしまった
染められてしまったよ




