表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Ponte dei Sospiri  作者: さゆみ
The sky is the limit.
45/143

蝉の鳴く声がいちばん頂上に昇ったとき



君の髪が落ちゆく陽影色を吸い込む

白い月がオリオンブルーの空に溶けかかる

赤紫色の小花がプランターの中で小刻みに震える

波打つ風の()

お香の匂い

家並みに沿って歩く


向かっているのだろうか

君と僕は

帰っているのだろうか

僕たちは


途切れない蝉の鳴く声

君の中には降っていたのか


微笑ましいは嘘じゃない

一瞬でも信じあえたなら

幸せは外から溢れて来たって

決して得られるものじゃない

内側から湧き出でるものと重なって宿る

積みあげて沢山にしなくていい

幸せは瞬刻に生きる


寧ろ幸せは置いてゆく

消えてしまってもいい

忘れてしまってもいい

何も感じなくてもいい

でも不断に感じてもいい

泣いても笑っても

君も僕もつくれる

それぞれであったり

分かち合えたり

でも

何も感じなくてもいい

寧ろわからないままでいい



蝉の鳴く声は昇っていく

透き通っていく君に聞く


君は幸せだった?







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ