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果てある空
頭痛なのか耳痛なのか眩暈
鈍色の波が打ち寄せる魔法
研ぎ澄まされる微痛の叫び
誰も知りえない荒野の喜び
いまならいけるよ
信じてあげる価値
不幸であるが勝ち
前もないし後ろもない
無でもなければ有でもない
イライラがへらへらになって
希望の悪夢が見られる愉快
わからないよね それが痛快
永遠に続かない空を飛びたい
無制限の自由は不自由尽くします
どこまで考えれば考え続ければ
果てますかハテませんかバテます
浮かびますかうかばれませんか腐る
欲望だらけでした欲望を憎み愛していましたとどまることなどありませんでした嫉妬だらけでした嫉妬を恐れ噛み締めていました離れられないのです棄てられないのです生きるための術など愚か
この鈍痛が占める割合が増値し
安堵はENDに近づき さも無限であるかのような部屋で
諦めに似た優しさを垂らして息だけを溢しています
果てある空を飛びたい
わたし消えれば あなた光る




