用語集(第二部第一章終了時点)
★白死病
徐々に体中の色素が抜けていき、最後は死に至る病。一般的には原因不明とされているが、一部ではゴーストロッドが原因だという情報が出回っている。ルーツが死亡した場合に、ゴーストは白死病を発症する。
★ゴースト
白死病が発症する可能性のある者達。世界からは他の人間と同一人物だと誤認されている。ルーツが死ぬと、世界が帳尻合わせでゴーストも一緒に殺そうとする。その結果、ゴーストは白死病を発症し、死に至る。
★ルーツ
白死病を発症させるトリガーとなっている者達。ゴーストは彼らに存在を依存している。
★ゴーストロッド
女神教の中央教会の地下に安置されているアーティファクト。白死病の原因とも囁かれている。どういうわけかステラのルーツになっていた。
★リーン
ユウが最初に目覚めた世界。ノワルア王国、ニアクス王国、カルド帝国の三つの国がある。
★ストラ
ステラやエル・グリーゼ達の出身世界。二大陣営を中心に世界大戦の真っ最中。異世界リーンとは別の世界だが、二つの世界は極めて近い位置関係にあるため、比較的容易に行き来できる。
★テマータ
遠武優の父親である遠武透が若い頃に行っていた世界。優の母親はこの世界の出身。
★ディシート
遠武優の出身世界。
★エル・グリーゼ
略称はEG。異世界ストラのレジスタンス。ゴーストロッドが白死病の原因だという情報を得て異世界リーンに来た。リーンではニアクス王国の貴族レッドノート家が資金面などで支援している。
★U&B
正式名称はユニコーンアンドバイコーン。異世界ストラにおける二大陣営の一つ。
★MA
正式名称はムーンアルミラージ。異世界ストラにおける二大陣営の一つ。
★白の預言書
女神アインスの言葉を伝える書物。装丁は白一色。女神教の中央教会に保管されている。福音カウンセラーがなければ読めない記述が存在する。
★青の預言書
装丁は青一色。ここに記入した内容はループが発生しても消失せずに残る。書かれた内容は書いた本人しか読めない。
★『厄災』
青の預言書に書いてあった言葉。過去のユウは警戒を促しているが、詳細は不明。
★水の剣
正式な名称は不明。ユウがアルドから貰った剣。刃が液体で出来ており、水を補充すれば修復出来ることから、ユウは水の剣と呼ぶことにした。カエルによれば戦闘向きの特殊能力は無いとのこと。
★勇者
異世界勇者の子孫。身体能力と事務処理能力の向上の他、三つの勇者専用魔法を使える。勇者の社会的地位は高く、殆どの場合は貴族となっている。
・ブレイブアナライズ
鑑定魔法。
・ブレイブハート
回復魔法。魔力効率は非常に高いが、自分自身にしか使用できない。
・ブレイブイグニッション
爆撃魔法。魔力効率は非常に高いが、射程が短いため至近距離でしか使えない。
★異世界勇者
勇者の力を得た異世界人。現地住民よりも適正が高いため、非常に強力な勇者となる。
★伝説勇者
過去に偉業を成し遂げた勇者とそのパーティ。後世の脅威に備えて、封印されていた。グルナラとの戦いで初代勇者ルカ以外は死亡。ちなみに彼らは全員が現地人であるため、分類上はあくまでも普通の勇者である。
★亜人と魔族
本来は全く別々の種族である。角や羽、尻尾のような人間にはない身体的特徴を持っている点では同じであるが、亜人は肌の色が人間と同じであるのに対して、魔族は逆に赤や青といった人間では有り得ない肌の色をしている。身体能力に関してはどちらも人間を上回るが、魔族は特に高い能力を有している。異世界リーンの魔族は既に絶滅しており、政治的な理由で亜人が魔族として扱われている。
★天頂の月
特定の条件が満たされた場合にのみ現れる。確認されている色は白、黒、青の三種類。赤い月はまだ劇中に登場していない。
★ノワルア王国
異世界リーンの北東側を国土とする国。女神教を主教としている。最北東には亜人達の住むガラハ自治区があり、そこの人々を事実上の奴隷として強制労働させている。
★ニアクス王国
異世界リーンの北西部を国土とする国。勇者教を主教としている。
★カルド帝国
異世界リーンの南部を国土とする国。神秘教を主教としている。
★ガラハ自治区
ノワルア王国北東部にある亜人達の土地。亜人達はここで強制労働をさせられており、事実上の奴隷となっている。
★女神教
異世界リーンの三大宗教の一つ。女神アインスを信仰する宗教。本拠地はノワルア王国。アインスから福音を与えられた者は”福音持ち”と呼ばれ、非公式ながら女神教内で高い地位を与えられている。
★勇者教
異世界リーンの三大宗教の一つ。元々は女神教の一派だったが独立した。女神も信仰対象だが、それよりも勇者を上位に位置付けている。本拠地はニアクス王国。
★神秘教
異世界リーンの三大宗教の一つ。女神を信仰していない。アンチ女神教だが、なぜか女神教よりも歴史が長いとされている。本拠地はカルド帝国。
★勢力戦
世界の所有権を争う神同士のゲーム。現地人を駒にするようだが、詳細なルールは不明。停戦協定に参加している勢力同士で行われる。協定に参加している勢力は白、黒、赤、青の四つ。各代表からプレイヤーとサポートの計二人が参加できる。
★能力
勢力戦において神が駒に与える力。システム的には全て同じものだが、各勢力の文化の違いによって呼び方が異なる。
白の勢力:福音
黒の勢力:恩寵
赤の勢力:権能
青の勢力:呪縛
★ドロップ
能力を得るために使われるアーティファクト。これを摂取することで、新たな能力を獲得することが出来る。ただし効果が得られるのは最初の一つだけで、既に能力を持っている者が摂取しても二個目以降は効果を発揮しない。大抵は飴だが、他の食品の形態を取る場合もある。
★世界群
世の中には星の数ほどの異世界が存在する。行き来が容易な世界同士の集まりは世界群と呼ばれ、それぞれを縄張りとする神々がいる。
★白の勢力
秩序の神々を中心とする勢力。
★黒の勢力
支配の神々を中心とする勢力。ロリコン紳士集団と影で囁かれるモナ派が属している。
★赤の勢力
享楽の神々を中心とする勢力。
★青の勢力
詳細不明。リーンとステラが属する世界群には縄張りを持っていない。どうやら他の世界群から来たらしい。




