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テロとの接し方 その3 日本とテロリズム

「日本とテロリズムは今回の安倍首相のアピール直後が初めてでありそれ以前は何ら関係なかった」という「そぶり」を見せる人がいる。

しかし実際は日本は散々テロにあってきた。


今年発生から20年となる地下鉄サリン事件をはじめとしたオウム真理教事件の多くはまさしくテロである。

連合赤軍事件や学生運動も、東アジア反日武装戦線による三菱重工爆破事件から始まった連続企業爆破事件も、日本赤軍によるダッカハイジャックや三井物産マニラ支店長誘拐事件も、テロ事件である。

たまにある中核派による迫撃弾による攻撃もテロである。


日本はテロ大国である。

ダッカハイジャック事件ではテロリストを解放し、世界中にテロをまき散らしてしまった。

テルアビブ空港乱射事件は、なんとその後のイスラム過激派の自爆テロという手法に影響を与えたという。

そして、未だにこれらのテロ組織は解散できていない。破防法適応が弁護士会などの手によって徹底的に縛られているのだ。

日本はテロと戦えていないのだ。本当に戦うつもりなら、オウム事件の捜索の最前線にいるのは警察ではなく自衛隊であろうし、赤軍派やそのシンパやバックボーンとなった政党は解散されているだろう。


日本はイスラム過激派を育ててしまった。

そうである以上アメリカ以上に対テロ戦争の最前線に立ち続けねばならないだろう。

日本はすでにテロに巻き込まれている。

能天気な平和を享受するのはいいが、このような事実を忘れてはならないだろう。

日本史で学ぶべき内容だ。


日本がテロと縁遠いと思わせているのはテロ事件・テロ組織という言い方を極力避けているマスコミのこともあるのかもしれない。

オウム真理教事件ではなくオウム真理教テロ事件と言い方を変えるだけで事の重大さの印象は大きく変わる。

学生運動にかかる各種事件もまた学生運動によるテロ事件と言い換えればどうだろう?


日本全体がある種の言葉遊びによって「平和」を演出しているようにしか見えない。

戦後一貫してテロ攻撃が絶え間なく続きながらテロ組織を排除できず、他国の工作員や民兵による侵攻を受け国民を拉致されたり領土を収奪され、犯罪シンジケートの結社が法的に守られているというのはどういうことなのだろうか?

これが平和だろうか?他国と戦争をしていないが、このような惨状で平和と言えるのだろうか?

自殺の死者がこんなに多い日本が云々という人もいるが、それ以前の問題として、いつテロが起こるかわからないのにテロ組織を野放しにしていることを考えると、それはいかに怖いことか、想像してみてほしい。


ジョン・レノンが歌うイマジンという曲。日本のリベラル・左翼はこの曲が好きだが最悪の事態を想像できない彼らが好きというのはどうなんだろうか?

イスラム国に200億円渡ったら何が起こるか?それを想像できない連中が平和・友愛・人権を語る。

彼らはそれらの言葉を「反権力」「反保守」「反資本主義」のための方便にしてるに過ぎない。

そんな一流の似非連中はテロを持ってして政治を変えようとしている。

テロとは暴力を利用して政治を変えようとするあらゆる行為を指す。

なら、彼らはまさしくテロリストなのだ。

テロリストに慈悲は要らぬ。政府にはイスラム国に同調し利用しようとた議員の粛清を望みたいものだ。

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