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規制推進の声の裏で

なんというか、表現規制と女性の人権のはなし。

勢いで書いたからグダグダだけど。

児童ポルノ禁止法の改正では、とにかく、アニメや漫画、ゲームの規制はまずありえなくなった。まだ喜ぶには早いが、当面の間表現規制は止まることになる。問題はもう一つ、青少年保護育成法案であるが、これに関連して、カドカワの妹パラダイス2が東京都青少年保護育成条例に引っかかったというニュースがあったのだ。


さて、日本のフェミニズムというのの異常さについて、この前『女らしい女は、きらいですか?』で書いたが、今回も、ロリ系漫画規制を声高に叫ぶ裏で、女性の尊厳の問題が出てきた。都議会のヤジ、そして、謎の女性集団昏睡である。

都議会のヤジについては女性に対して残酷な仕打ちである上に証言の食い違いや不確かさが問題となっている。これはいろんなメディアが大々的に取り上げているからいいとして、問題はもう一つ。謎の女性集団昏睡のほうである。


この女性集団昏睡の被害者は明治大学と日本女子大学の女子学生であり、明治大学のインターカレッジのテニスサークルの新歓コンパの後だったという。誰一人男性が倒れておらず、介抱もしていない異常性や、一部の女子学生が男に連れて行かれたという証言もあり、集団強姦事件の可能性が出てきたのだ。

この事件において不思議なのはフェミニズム団体が声明を出した痕跡がないということである。

都議会のヤジ並みかそれ以上に女性の人権をないがしろにしている疑いのある事件が起こっているのに、それらしい声明が聞こえることはない。現在、週刊誌が中心となって事件を掘り出しているが、警察や大手新聞社やテレビ局の動きもヤジ問題に比べやけに緩慢だ。


さて、日本のフェミニズム団体の多くは、実在女性より漫画の中の女性に熱いらしい。ICPOやその他世界各国では二次元規制が不当であるという政治判断が進みつつあるが、日本では二次元規制推進派がそれなりの勢いを見せている。保守と革新のどこか歪な連携がそこにはある。女性の人権を考えるなら、漫画規制より有効なことがあるはずなのにだ。


そういえば、皆様方は性行為の仕方をどこで知っただろうか?

赤裸々な話であるが、私はネット上のエロ画像で知った口だ。そして、学校では教わらなかったのだ。考えても見れば、どこかそういう点で合意があるのだ。生殖の原理は学校で習うが、その実際は各自の『自習』に依存する。でなければ、どこにどうするか知らないままだ。

こんな話もある。ドイツで新婚夫婦が子供ができないと医者に行った。医者は性行為をいつしたか問うと二人ともそういう行為を知らないと言った。医者は頭を抱えてしまった。新婚夫婦は厳格なキリスト教徒の家に生まれ育っていた。

今のまま、いろいろ規制をした場合、何が起こるだろうか。性欲の抑圧は異常なレベルの変態性欲を生むことは魔女裁判の議事録に明らかだ。性犯罪を防ぐのに必要なのは、表現規制ではなく、犯罪性精神の対策であろう。

快楽殺人もまた、性欲によるものである。それにポルノという概念は非常に分類が大変である。ジョジョの奇妙な冒険では手に欲情する敵がいるが、実際にそういう人間は結構な割合で存在すると言われる。髪に欲情する。声に欲情する。足に欲情する。靴に欲情する。機械に欲情する。災害に欲情する。こうしてみると、この世のあらゆる概念が欲情の対象になっていると考えるべきかもしれない。もしかしたら自動車雑誌のエンジンが大写しになっているページを性的な目で見ている人がいるかもしれないのだ。そう考えると、あらゆるものが性的対象である以上、あらゆる出版物がポルノになるし、特定のポルノを規制すれば、それは性的な趣向による差別でしかないとも言えるのではないだろうか?


性的少数派をリーガル(合法)とイリーガル(違法)で分類することは、差別ではないだろうか?

小児性愛との付き合い方を誰も教えないが故に多くの問題が生じているように思える。現在、小児性愛者はただただ自身の性衝動を恐れるしかないのだ。カミングアウトすれば社会的地位が消失する。実行すれば逮捕される。非刑法犯のカウンセリングも無いに等しく、彼らはどうしようもなくなっている。

同性愛者より、こちらの適切な対策を急ぐべきであろう。


規制派の論拠に一つは創作物による影響だが、そうメディアに影響されていれば今頃国内ではベニテングタケがパワーアップ剤としてバカ売れしているはずだ。村上春樹ファンのあれっぷりを見てると否定できない気もするが、あれは所詮、村上春樹を読んで主人公に共感している自分が好きなだけだから違うだろう。

正直なところ、創作物がそう巨大な影響を持つと一般に誤解されるのは、親の怠慢の責任を転嫁する為に生まれた論理を都合よく利用しただけでしかないと思われる。化学的根拠は実際には非常に薄い。


規制派のもう一つの論拠が欧米における規制基準の厳しさだ。

しかし、考えても見ればいい。全てにおいて日本を超える国があるだろうか?犯罪率や失業率の低さ、国内総生産や国民総所得、国土の広さ、領海や経済水域の広さ、人口、新規特許数、犯罪率。様々の指標から現在の日本をすべて超えた国はこの世にはない。第一、日本は欧州に引け目を感じすぎである。日本の近代制度の成り立ちゆえの引け目だろうが、日本はすでにG8であり、他のG諸国と立場は同じだ。そして唯一の非キリスト教圏のG国である。日本はキリスト教による支配を批判する立場にいるべきだ。諸外国のポルノ規制も所詮はキリスト教と政治が分離できぬまま、教義を法制度化しただけでしかない。そこを考えると、日本がわざわざ規制を欧米基準にする必要はない。政教分離の観点から規制はNGといえるのだ。ポルノ規制は不毛だということも。


性の乱れを挙げる人もいるが、そう言うなら昼ドラなども批判しなければおかしいのではないだろうか。ベッドシーンが流れて腰を抜かした記憶がある。それに絵よりも生々しいから影響がある。

それに、その手の漫画を読む層というのは、性の乱れを引き起こしている層とはまた違うのだ。エロ漫画を多く読む層の大半は、言っては悪いが、女と接点の薄い層である。ていうか童貞だ。俺を含めた。


規制派の言い分はそれこそ「気持ち悪いから」という真の理由を隠すための覆いでしかない。そして、「女性の価値を軽くするポルノ」という言葉で女性の価値がなぜ軽くなったかの本質を隠しているのだ。

少女を消費するなというのもどこか僻みにも聞こえる。AKBやジュニアアイドルのファンを散々貶していたが、それに意味はあるのだろうか。

少女期に何も謳歌できなかったのが心残りなのだろうか。ただ、言わせてもらえば、女性も女性だ。Sexy Zoneに「精液ちょうだ~い」なんて叫んだファンがいたことを忘れたのだろうか。それに男娼という職も昔からあった。デート喫茶の逆転版を開けばいいだろう。頭が足りない。有閑マダムから金をとれる。

正直言って、ロリコン批判をしている人は、お互い様な事案を視野が狭いから「迫害だ」と騒いでいるだけなのだと思う。


さて、最後に、皆様に私のちょっとしたフェチを暴露しようか。こっぱずかしい思いをさせたんだ。

R18の線引き的にはまあ、大丈夫だろう。

正直なところ、スク水フェチだ。

あの独特な感じがたまらないのだ。学校の服で最も露出度の高い服というのもあるし、ボディーラインが浮き出るというのもある。あの素朴な感じが、少女の魅力を平均化させるような感じがある。


なんだろう。この誰も得しない感。

滑ったか?

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