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マルイ新作を見ていて。

5月15日、静岡ホビーショー開幕とともにネット上で新作の情報が開示された。

今回もまた東京マルイの新作が発表されたのだ。


今回の目玉は3品。ガスブローバックのM4MWS。同じくガスブローバックのM&P。ガスショットガンのM870ブリーチャー。


M4AWSは一時はあり得ないとされたマルイのガス駆動式M4ライフルだ。

今まで直径15ミリが最大だった機関部のピストンが今回は19ミリにまで拡張されたのだ。ガスの容積にして1.6倍にもなる。

部品の大半をアルミ合金と亜鉛合金で成形し、重量も実銃に近くするうえに、塗装に軍用塗料のセラコートを使うことになった。

マガジンの値段もまた話題となる。

実はM4のガスガンは同業他社の2社が先行している。両社ともマガジンの値段がべらぼうに高くなってしまい、4個買うと2万円になってしまう。

これをいかに安くできるか。マルイは値段を安くしたいとしているが、どこまで安くできるかはわからない。

今回マルイは他社よりお得感のあるモデルの投入でガスライフル市場での覇権をかけている。


M&Pは長らく開発が続いてきたモデルである。4年半前の全日本ホビーショーで初めて開発が発表されてから今まで、その間に新作モデルが発表されては制作されと言うなか、今回初めて完成形がお披露目になった。

既存のモデルと大きく変わらない機関部であるが、セーフティやスライドストップがアンビと言う設計。さらにチャンバーインジケーター窓の実装などの独自機構を組み込んでいる。

台湾のWEが先行したものの、このモデルはそれを超えることができるだろう。


M870ブリーチャーはM870をショート化したモデルである。ガスタンクをピストルグリップ内に収めることでストックを省略。フォアエンドの形状を変更し扱いやすくした。


今回はこれらに加えボーイズシリーズのM933や、電動ハンドガンのハイキャパ。次世代電動ガンのHK417の開発が発表された。

昨年のラインナップの珍妙さから一挙に王道に突き進んだマルイ。

最大のなぞは新次元システムM4はどこ行ったんだということである。

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