新エアガン冬の陣
さて、9月にホビーショーが東京でありましたが、東京マルイはその場で年末商戦以降の新製品を発表した。
何とも派手さに欠けるラインナップだと批判があったが、私としては好意的に受け取っている。
今回発表された新製品は旗艦製品の次世代電動ガンが一般と限定併せて二種。電動ガンが一種。
花型のガスブローバックが製品級が二種、最終試作級が一種、新規モックアップが二種、電動ハンドガンが一種となった。
また、クリスマス商戦、お年玉商戦の中心となる電動ガンボーイズと電動ブローバックハンドガンが一種ずつ。新カテゴリーのエアーリボルバーが二系統といった結果だった。
このうち前回の発表で出た情報と大きく変わらないのはガスブローバック一種、エアーリボルバー各種、電動ブローバック一種である。
次世代電動ガンはHK416のDEVGRUカスタムモデルとAKS74U限定メッキモデルとなる。
HK416はフラッシュハイダーを取り外さなくて済むAACタイプサプレッサーや新型アイアンサイトなどの新規部品の追加を行い、ストックの変更も行われている。
AKS74Uメッキモデルは試作展示品の未塗装モデルのウケがやけによく、製品化してほしいという話があったためらしい。
電動ガンはM4に新次元システムを搭載したモデル。これで新次元システムを普及させるつもりのようだ。
ガスブローバックはHK45が製品化寸前にまでこぎつけた。KSCが先行したが新規モックアップとなったUSPとUSPコンパクトとともに『倍返し』といった具合だろう。
試作がかなり具体的になってきたM&Pもまた台湾のWEが先行しているが日本国内の流通は少ないため十分シェアをひっくり返せるだろう。
電動ハンドガンのM9A1はかなり前に試作品があったが、今回再登場しかなり形になってきた。
電動ガンボーイズは完全新規モデルのタボールライフル。多くの人は事前速報で次世代と踏んでいたが実際はボーイズということで一部で不満が噴出した。どうも低価格帯で動向を見てみるつもりらしい。
今回の製品のラインナップは前回のホビーショーよりもずっと保守的といえる。
しかし前回出た新カテゴリーが多くの初期不良の問題を生じたことを考えると、このような保守的なラインナップで固めたのは妥当といえる。
そのような中でも新機軸のサプレッサーやガスブローバック初のH&Kハンドガン、『長物』初のメッキモデル、ボーイズ先行リリースなどの新機軸を投入している。
東京マルイは今後建て直しを急がなければならない。
年末商戦に期待したい。




