ネット保守化する国民。信用を失うメディア
安倍新総裁選とメディアに関するお話。
自民党総裁選で安倍晋三氏が選出された。
当初から激しいバッシングが予想されたが、今のところそこまでひどいバッシングは発生していない。
原因として考えられるのはネット上の人々が行動を起こせるようになってきたということであろう。
ネット保守やネット右翼と呼ばれる層は既存の保守や右翼と違う思想に立った政治層である。
既存の右翼や保守とは違うのは親米的であり反韓的であるという点である。
日本では右翼や保守は反共主義で固まっているだけでしかなく、反韓はあり得ないことであった。
また、右翼からしてみれば親米主義者も売国奴なので彼らからしてみれば奇妙に映る。
過去に中日新聞が悪意を持った記事を書いた際、右翼の大物に「こいつらは右翼でも保守でもない」「まがい物の右翼」とかいう評を書かせていたが、実際はネット右翼は右翼というにしては特殊な政治思想なので実態をつかんでいないピンぼけな評になっていた。
日本においてやっとのことでメディアリテラシーとメディアの民主化が始まろうとしている。
既存メディアは絶対王政のごとく「情報の独占」を行っていきた。
BSやCSによる多チャンネル化やインターネットの普及はメディアリテラシーを向上させた。
既存メディアの多数が報じない情報をじっくり見ることができるようになって、既存メディアの偏向報道やバカげたバッシングが知られていった。
日本の大手メディアはこれに対抗するかのようにネットリテラシーを唱え、ネットの情報は嘘ばかりという印象操作をかけ始めた。
しかし、インターネットの情報以外の情報も嘘が多分に混ざっているのが実際だ。
朝日新聞なんて戦前から嘘を吐き続けている。
戦前は日本軍のプロパガンダを吐き続け、戦後は中国韓国のプロパガンダを垂れ流し続ける。
どちらも嘘で塗り固めた情報だ。
また、サンゴ礁の破壊の記事で「KY」と誰かが彫ったという記事では、彫ったのが記者自身という大不祥事を引き起こしている。アニメ、侵略!イカ娘の第一期第一話でも背景に載っていたはずだ。
このようなメディアの横暴にNO!を突きつける手段は日本ではほとんど不明なままであった。
BPOという機関があるが、あれは総務省によるメディアへの干渉を防ぐためのポーズでしかない。
BPOがやったことなんてアニメやバラエティをチープにしただけだ。
本来なら報道に強く干渉すべきだが、そこまでの例はほとんどない。
しかし最近になってスポンサーに対する圧力が有効であることが知られてきた。
記者への「個人攻撃」もまた有効だという。
記者が常に監視されているという緊張感を持つことが最終的に公正公平な報道につながるのだ。
最近は新聞の契約数が減っているという。
増やしたいなら今までの捏造・偏向報道の断罪企画を一面でするというのもおつだろう。
古今東西、自分たちの犯した罪も紹介して。
こういう長期企画は部数を伸ばすことに直結するだろう。
マスコミは、自分たちが「庶民」でないことを認識しなおして、庶民の代表面をするのをやめたらどうだろう。
第四の権力は新たな岐路に立たされている。
自分がゾンビのごとく腐敗していることに気が付けない。
それが腐敗を促進させている。
新しい世代によって、メディアの姿勢が試される。
進歩的思想のみが正義ではない。
保守的思想のみが悪ではない。
そのことに気付けるだろうか。
日本のメディアに明日はあるのか。
それを知るのはだれもいない。




