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日韓紛争考察――歴史的経緯を添えて――

最近の日韓紛争の状況は第二のフォークランドといってもおかしくはない。

西側同士の紛争でここまで緊迫感が増したのは大ブリテン・ノーザンアイルランド連合王国とアルゼンチン共和国との間で発生したフォークランド紛争前夜くらいだろう。


『日本人は急にキレる』そう錯覚する外国人は多いらしいが、実際は日本は譲歩と妥協で共存を図ろうとするお国柄である。付け上がって無茶を要求しすぎて限界を超えさせてしまうと、それが『堪忍袋の緒が切れる』という表現となる。このことを外国人の皆様――特に日本人と交渉に臨むビジネスマンや外交官は覚えておいてほしいものだ。


日韓紛争と化した理由としては日韓の間の不平等な状態があると言える。

日本が戦争をしないと決めてしまったがゆえに、紛争と化してしまったのだ。

日本と韓国の間での衝突では常に日本は韓国に譲歩してきたと言える。

謝罪と賠償を長期にわたって行ってきた日本は韓国にとってはいい財布扱いなのだろう。だからこそ一度公式に存在を否定した従軍慰安婦を持ち出し金をせびる気になったのだろう。

韓国においては反日であれば何でも許されると言わんばかりの状況が続いている。

従軍慰安婦の像はウィーン条約違反とされる。大使館をはじめとする在外公館の品位を貶める行為は禁止されているのだ。

アメリカ大使館前に死にゆくベトナム人少女の像とかイラク人少女の像とかなんかを建てたらアメリカ政府は経済制裁ぐらい事前通告なしにやるだろう。それと同じことだ。

ロシア大使館前に虐殺されたアフガン人の少女の像なんかを建てたら、距離によっては武力衝突すらあり得る。

火炎瓶攻撃や焼身自殺が頻発するという在韓大使館は本当に大丈夫だろうか。


日本としても韓国に恨みがないわけではない。

韓国が竹島に侵攻した際に操業中の漁船を攻撃または拿捕し、彼らの釈放と韓国人犯罪者の釈放を交換条件としたのだ。本来これは他国への侵略行為でしかないが、当時の日本には軍事力はなく、日韓ともども国連に加盟してもいなかったために事態は悪化。事件解決のため日本政府は韓国人犯罪者を釈放してしまった。

多数の死者が日本側に出たが、韓国政府は公式非公式問わず謝罪していない。

日本国内では昔から韓国人に対して否定的だった。多くの韓国人は性格に難があり、盗癖があり、嘘をつき、恥を知らず、すぐに逃げ、みたいな印象だったらしい。

戦後もまた、このような事件をはじめ、国内でのKCIAによるテロ攻撃未遂もあったことや朝鮮進駐軍事件の影響で韓国に対するイメージは戦前以上に悪化した。

日本国内で韓国のイメージが改善したのはここ数年のうちでしかない。しかも教育現場主導で徹底した韓国に対する謝罪・捏造教育によってである。

それでもマイナスイメージが強い国家である。


韓国人の世界の中では。韓国は連合国として戦ったことになったいる。

実際には韓国自体存在せず、日本の一部であった。つまり枢軸国なのだ。

サンフランシスコ講和会議で韓国との国交が正常化しなかったのは韓国が枢軸国だったためである。

実際、韓国が連合国として参加しようとしてアメリカ政府に叱られたことがある。

第一、韓国は当時日本の植民地どころか日本国そのものだったのだ。

韓国系の人間が日本に対し攻撃したという話があるが、どうも盗賊レベルの存在でしかなかったようだ。


韓国人が天皇陛下の事を日王と呼ぶのは対日コンプレックスの表れであるといえる。

『天皇』の語源は諸説あるが漢字で分解すれば中国道教思想の天帝の『天』と王を表す『(すめら)』である。

天は中華文化圏では神に等しき尊き存在にのみ使われる表現である。

日本の大王(おおきみ)は、まだ日本が中華文化圏の中にいたころから結構重要な存在だったらしい。漢の金印は格式が高い相手にしか送られなかったらしいから、古代から日本は中華王朝から重要視されていたらしい。

なお朝鮮半島からは金印は発見されていないようだ。

昔から独自の宗教から分離して技術発展をしてきた日本と、いまだに儒教的、風水的価値観に縛られている韓国。日本の発展はアジア諸国でもめまぐるしいものだった。

しかし、小中華思想は朝鮮の優位を示す。この歪みがいまだに韓国を縛っているのだ。

朝鮮通信使が江戸時代の日本に来た際、日本に対するコンプレックスを日東壮遊歌に書き綴っている。

日韓の関係は江戸時代当時と全く変わらない。

政治的にも工業・技術的にも文化的にも立ち遅れている韓国が日本に偉そうな態度が取れるのは小中華思想故である。


日韓関係はいうなれば平和国家ニッポンのイメージ戦略の一つでしかなかった。日本政府はいかに日本を嫌悪し差別しようとする民族に対しても国交を開くし、むやみに争わないというメッセージを伝える為だけにやっていただけかもしれない。

しかし、遂にそれの限界が来た。堪忍袋の容積強度は戦前よりずっと上がっていたが、それでも竹島問題と天皇陛下侮辱は日本人の怒りを一瞬で沸騰させてしまった。


最終的に日韓両国はもう元に戻れないだろう。

日本は明確に韓国を敵対しうる国家とみるだろうし、韓国に対する制裁が論じられるようになった時点で韓国は負けなのだ。

韓国に利益はない。あるのは損失だけだ。

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