10(パンツ)
私はパンツが好きだ。
しかし、履きたいとは思わない。でも好きだ。存在が好きなのだ。人が履いているのを見るのが好きなのだ。今日はみんなの前に出てきたから履いてるだけだよ。
私はパンツを尊敬している。人から見えないところで主人を守り続け、時には色で攻撃の色を示すこともある。紫色のパンツなんて相当攻めていると思わないだろうか。
パンツにはたくさん種類がある。
とはいっても私は変態だと思われたくないのでここでは解説はしないでおく。各自パンツ屋さんに行ってじっくり見てきてくれ。
ただ、種類の話はしないが、分類の話はする。
まず、パンツには呼び方がいくつか存在する。パンツ、パンティー、おぱんつ、下着、などなど⋯⋯
パンツと聞くとどんな物をイメージするだろうか。ブリーフ? トランクス? Tバック? 中には下着ではなくズボンのことをパンツと言う人もいるのではなかろうか。最近はそんな風潮がある気がしている。
だが、おそらくパンツと聞くとほとんどの人が大人用のブリーフを思い浮かべるのではないだろか。少なくとも私はそうだ。トランクスはトランクス以外の呼び方は思いつかないし、Tバックは明らかにパンツではなくパンティーだからだ。
なら、<おぱんつ>はなんだ?
私はこう思う。
『おぱんつとは、男児または女児が下半身に履いている下着である』
そう、子ども限定なのだ。おぱんつという言葉には色気の欠片も感じられないだろう? それは子ども限定だからなのだ。
え? おぱんつも好き?
あ、そう。それはそれでいいんじゃないの。
作者はパンティーが好きらしいです。理由はおいしいからだそうです。




