表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月草日記 毎日更新?  作者: 月草 イナエ
第一章 ~日常編~
98/885

 七月二十二日

 

 九十八回目だよ〜


 遂に愚息が夏休みに突入した。

 フンッ。全然羨ましくなんかないぞ! 大人には夏休みの宿題なんか無いから気が楽だぜ!


 ……なんて思っていたら、親子で読書感想文などと言う物があるそうだ……


 一冊の本を親子で読み、その感想文を子供だけではなく、親も書かなくてはならないらしい。

 妻には『私、文学少女じゃなかったから、パパ君お願いね。何時も文庫読んでるから楽勝でしょ?』※(私、本読むの面倒だからやってよね! 毎月ラノベ買って読んでんだからその本なんか余裕でしょ? 机の文庫も片付けてよね。古本屋に売るわよ?)


 そう言われれば、やるしかない。私は夏休みじゃないのになぁ……


 読書感想文。なろうでの感想も中々書けないと言うのに、強制的に書かなくてはならなくなってしまった。


 私とて、ネット小説を細々と書いている身。感想の有り難み、難しさは骨身に染みている。

 ……でもね。親子読書感想文に小難しい事は書けないし、それを担任の先生が見るとなると、親として、どの程度の感想を書けばいいか加減が難しい。

 しかも愚息の選んだ本は動物の出産や子育ての写真付きの本。どうして赤ちゃんペンギンが産まれるかなんて詳しく書けば、ドン引かれる事、間違いナシ。

 感想が難しい本を選んでくれたよ……

 どうせなら『ぐりOぐら』みたいな物語風の本が良かったよ。あれは大人が読んでも面白いからな。

 

 まあ、夏休みの最終日に慌てないように、七月中に終わらせよう。別の宿題も見なければならない。

私の血を引いているならば、夏休みの最終日間近に慌てるのが目に見えている。

 嫌な確信だが間違い無いだろう。


 さあ、明日から夏の風物詩、ラジオ体操だぜ!

 体操カードにハンコついちゃうよ!

 

 それでは。また、明日。


 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ