七月二十二日
九十八回目だよ〜
遂に愚息が夏休みに突入した。
フンッ。全然羨ましくなんかないぞ! 大人には夏休みの宿題なんか無いから気が楽だぜ!
……なんて思っていたら、親子で読書感想文などと言う物があるそうだ……
一冊の本を親子で読み、その感想文を子供だけではなく、親も書かなくてはならないらしい。
妻には『私、文学少女じゃなかったから、パパ君お願いね。何時も文庫読んでるから楽勝でしょ?』※(私、本読むの面倒だからやってよね! 毎月ラノベ買って読んでんだからその本なんか余裕でしょ? 机の文庫も片付けてよね。古本屋に売るわよ?)
そう言われれば、やるしかない。私は夏休みじゃないのになぁ……
読書感想文。なろうでの感想も中々書けないと言うのに、強制的に書かなくてはならなくなってしまった。
私とて、ネット小説を細々と書いている身。感想の有り難み、難しさは骨身に染みている。
……でもね。親子読書感想文に小難しい事は書けないし、それを担任の先生が見るとなると、親として、どの程度の感想を書けばいいか加減が難しい。
しかも愚息の選んだ本は動物の出産や子育ての写真付きの本。どうして赤ちゃんペンギンが産まれるかなんて詳しく書けば、ドン引かれる事、間違いナシ。
感想が難しい本を選んでくれたよ……
どうせなら『ぐりOぐら』みたいな物語風の本が良かったよ。あれは大人が読んでも面白いからな。
まあ、夏休みの最終日に慌てないように、七月中に終わらせよう。別の宿題も見なければならない。
私の血を引いているならば、夏休みの最終日間近に慌てるのが目に見えている。
嫌な確信だが間違い無いだろう。
さあ、明日から夏の風物詩、ラジオ体操だぜ!
体操カードにハンコついちゃうよ!
それでは。また、明日。




