87/885
七月十一日
八十七回目であろ〜
ムシムシムシムシ大行進〜♪
うつされた風邪で少しぼーっとしていたので、今日は午後に横になり休んでいた。
ふと、低い視線で部屋の隅にある衣装ダンスに目が行く。メガネ外していたので、初めは何だか分からなかった。目を細めて、じ───っと隅を見ていると、何か動いている……
メガネを掛けてそれを見ると、三角形の黒い塊の表面が動いている……
ホフク前進でちょっと近づいて見えたそれは、食パンの角に群がるアリの軍勢。(※室内です)何処の英霊の固有結界だよ?
『ガッハハハハッ! この財宝。我等が頂いたぞ!』
そんな声が聞こえて来そうな程、縦横無尽にパンを征服するアリの群。
……嗚呼。悪い夢だ……
こんな事をする奴に心当たりはある! 有りすぎて他に選択肢ねぇーよ!
『我が宝具を受けてみよ!』と心の中で叫びつつ、掃除機で目に付く全ての敵を葬り去る。
後で愚息に聞くと、ハチミツ塗ったパンのミミを食べ切れなくて隠したらしい。
勘弁してくれ……
前のアイスの時より精神的ダメージデカいぜ。
それでは。また、明日。




