六月九日
五十五回目にょっほぉ──いっ!
……特に意味は無い。ただ、何となく言ってみたかっただけ。
前回は慌ただしかったから、ゆっくり書こう。
今日が終わるまで三時間もあるのだから。
明日が始まるまで三時間もあるのだから。
心の赴くまま。
寝落ちする前に。
今日はこれからやっとゆっくり出来る。……多分ね?
昨日、ラノベ読んでたよな? 等とツッコミ入れないでね? 『今日は』だから。
まあ、とりあえず一服しながら星でも見よう!
え~っと、私の目で見える簡単な星座は………北西の空には北斗七星が見えるね。
死の兆しを告げるあの星は見えないので暫く大丈夫だな! 七星と言う割には四番目の等級が低いから偶に北斗六星に見えるんだよね。
しかし、どう見ても熊の尻尾に見えないな? 昔の人は想像力豊か過ぎる。私の星座の牡羊座なんか星三つだ。どうして牡羊に見えたのか、昔の人に聞いてみたい。蠍座とかに比べて星の数が少な過ぎだろ!
既存の星座に負けない様に自分で新しいのでも勝手に作るか。
「あの星がイナエ。いつまでも君を見守っているよ」
コレだと私が天に召されるフラグが立ってしまうな? 星空バックにキラーンと流れ星エンドだ。
あの人はお星様になっちゃったの。ウフフ……的な。
……首が痛くなってきたから家に入ろう。
そろそろホタルの時期だから一匹くらいいるかと星見ながら待ってみたけど、まだ早いみたいだな。
少し残念。あの淡い光が舞うのは結構好きなんだけどね。
今はホタルの光よりタバコの光が揺れている。
コレも遠くから見れば綺麗に見えるのかな?
あの夜空に光る星のように。
「ねえ、お母さん。パパはどこに居るの?」
「あそこで赤く光っているのがパパよ」
「うわっ?! 顔が浮いてるよ! 怖いよ!」
「……………」
まあ、近くで見ればそうだよな……?
それでは。また、明日。




