五月二十九日
四十四回目。
今更思ったのだけど、この日記は見られている。
ちょっとナニ見てんのよ!
なんて言うつもりは無いけれど、普通、日記はノートなり手帳等にひっそり、こっそりと書くものだろう。
今はブログなんかがあるから、朝飯や昼飯。外出の様子に至るまで事細かに載っている。
その人物の行動や思想、秘密等がてんこ盛りだ。
そして私は何時も想う。
人の考え方……思考は面白い。
活動報告やコメ、こんな日記は、毎回同じ様に書いていても、ちょっとした書き出し方の違いや、文章の流れ、語尾、行間、文字数。絵文字やAA、(泣)やWの付け方で違和感を敏感に感じ取れる人がいるのだ。
例えば、何時も私は『私』と言っているが、何かの拍子に『僕』に変わるかもしれない。『俺ウケる。WWW』や『OOOはねぇ~』なんて書くかもしれない。文章の裏には違う気持ちがあるかもしれない。
打ち間違いやノリ、意識的に変えるのもあるだろうけど、普段の書き方や表現が変わると、分かる人には『何かあったのかな?』なんて分かるのだろう。
その感性には脱帽する。
因みに私は鈍いよ。はっきり言って気の利かない部類だろう。
……ただ、何を考えているかは表情に出る。
私は顔に出るタイプの人間だ。嬉しい事、嫌な事、悩んでいる事、喋らなくても伝わるらしい。
この日記では御見せ出来ないのが残念だ。(ニヤッ)
でも、顔が見えないから、面と向かって言えないから、文字で伝える大切さもあるのだと想う。
ちょっとポイント高いな!
多分、コレが私の照れ隠しなんだろう。真面目な感じに耐えられない……
よく怒られる原因だ。
それでは。また、明日。




