表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月草日記 毎日更新?  作者: 月草 イナエ
第一章 ~日常編~
37/885

五月二十二日

 

 三十七回目です。


 本日は妖精さんが、アニメも面白いから原作も面白いだろうと、ぼっちでヒッキーな腐った魚のような目をした主人公のラノベを読んでいるので、ボク、炬燵こたつが御送りします。

 よろしくお願いしますね。

 

 昨日、妖精さんと私用でお出掛けしたのですが、その出掛けた先で、妖精さんに笑顔を向ける女の人がいました。

 妖精さんは取りあえず会釈えしゃくをしていたので、ボクはお知り合いなのかなと思って聞いてみると、あごに手を添えて考え込んでいました。

 妖精さん、美人に挨拶されたので反射的に笑顔で返事をしたのでした。

 本当、いい性格してます。

 う~ん。と考える妖精さんと取りあえず用事を済ませ、帰ろうとすると、先程の女性が出口で立っていて此方に笑顔で手を振ってます。


(……む~っ! 何だよあの女。ボクの妖精さんに……妖精さん、本当に知らないのかな?)


 妖精さんも気になったのか、その女に近づいて笑顔で声を掛けます。


「こんにちは。え~っと、すいません。何方どなたですか?」


 どうやら妖精さん、その女が誰なのか思い出せない無い様子。

 相手に失礼にならない様に営業スマイル(当社比七割増)でした。

 すると、その女は妖精さんの肩を叩きながら、仕方無いな~みたいな顔をしていました。


「も~っ! OOOよOOO! 幼なじみの顔忘れないでよ。近所で幼稚園から同じでしょ! アホッ!」


 妖精さんも名前を言われて思い出した様子です。


「あ─っ! 久しぶり。綺麗だし、美人だから分からなかったよ」


 苦しい言い訳ですよ。妖精さん。幼なじみに失礼過ぎです………


 まあ、そこは幼なじみ。妖精さんの事を分かっている様子でした。皮肉を交えて妖精さんと話をして

いました。


 しかし、妖精さん。幼なじみなんかいたんですね………


 後で聞いたら、田舎なんて、幼稚園からずっと同じだし、幼なじみが多いもんだって言ってました。

 幼稚園から高校まで同じ人が、数人いるそうです。流石にずっと同じクラスメートはいないそうですけど……


 ボクは炬燵だから生まれは同じでも直ぐに別々にされちゃうから、幼なじみなんていないんだよなぁ~……

 今は妖精さんや睡魔さんといるから寂しくないですよ。

 そろそろ時間ですね。


 それでは皆さん。おやすみなさい。

 また、明日よろしくお願いします。

 炬燵でした。


 

  


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ