五月二十二日
三十七回目です。
本日は妖精さんが、アニメも面白いから原作も面白いだろうと、ぼっちでヒッキーな腐った魚のような目をした主人公のラノベを読んでいるので、ボク、炬燵が御送りします。
よろしくお願いしますね。
昨日、妖精さんと私用でお出掛けしたのですが、その出掛けた先で、妖精さんに笑顔を向ける女の人がいました。
妖精さんは取りあえず会釈をしていたので、ボクはお知り合いなのかなと思って聞いてみると、顎に手を添えて考え込んでいました。
妖精さん、美人に挨拶されたので反射的に笑顔で返事をしたのでした。
本当、いい性格してます。
う~ん。と考える妖精さんと取りあえず用事を済ませ、帰ろうとすると、先程の女性が出口で立っていて此方に笑顔で手を振ってます。
(……む~っ! 何だよあの女。ボクの妖精さんに……妖精さん、本当に知らないのかな?)
妖精さんも気になったのか、その女に近づいて笑顔で声を掛けます。
「こんにちは。え~っと、すいません。何方ですか?」
どうやら妖精さん、その女が誰なのか思い出せない無い様子。
相手に失礼にならない様に営業スマイル(当社比七割増)でした。
すると、その女は妖精さんの肩を叩きながら、仕方無いな~みたいな顔をしていました。
「も~っ! OOOよOOO! 幼なじみの顔忘れないでよ。近所で幼稚園から同じでしょ! アホッ!」
妖精さんも名前を言われて思い出した様子です。
「あ─っ! 久しぶり。綺麗だし、美人だから分からなかったよ」
苦しい言い訳ですよ。妖精さん。幼なじみに失礼過ぎです………
まあ、そこは幼なじみ。妖精さんの事を分かっている様子でした。皮肉を交えて妖精さんと話をして
いました。
しかし、妖精さん。幼なじみなんかいたんですね………
後で聞いたら、田舎なんて、幼稚園からずっと同じだし、幼なじみが多いもんだって言ってました。
幼稚園から高校まで同じ人が、数人いるそうです。流石にずっと同じクラスメートはいないそうですけど……
ボクは炬燵だから生まれは同じでも直ぐに別々にされちゃうから、幼なじみなんていないんだよなぁ~……
今は妖精さんや睡魔さんといるから寂しくないですよ。
そろそろ時間ですね。
それでは皆さん。おやすみなさい。
また、明日よろしくお願いします。
炬燵でした。




