表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月草日記 毎日更新?  作者: 月草 イナエ
第一章 ~日常編~
31/885

五月十六日

 

 三十一回目~


 この31って見ると25%の割引アイスを連想する月草イナエです。


 今朝あった出来事の話しです。


 人は傷付き易い。


 小さな事ですぐに傷付いてしまいます。

 ちょっとした変化に気が付かず、痛い思いをする。


 今朝、ヒゲを剃っていると、シェーバー(電気カミソリ)に喉元を噛み付かれました。

 使った事がある人は分かるのですが、皮膚に当たる部分に薄いカバーがあるのです。

 小さな穴があるあの部分………

 あれは、意外と壊れ易い。その為にその部分を保護するケースなり、カバーがあるのですが、大事に使えば、問題無いのです。

 落としたりしなければ!


 私がボーッとしながらヒゲを剃り始め、喉元を剃っている時にそれは起こりました。


 ビィ─────────ガッ!


 (…………えっ?……………いっ、いっ、痛ッテェ───!)


 例えるなら、チャックに挟まった時と同様に、動きが止まり心の声が絶叫するアレです。

 私の刻は止まりました……


 『ハハハハッ! 貴様の喉笛を食いちぎる機会を……俺はずっと待っていたっ!』


 シェーバーからそんな幻聴が聞こえます。


 私には身に覚えがありません。

 何とかシェーバーを外し、見てみると、上の金属カバーに風穴があいてました………


 私は落としていない……

 妻は使わない………

 残る選択肢はイタズラ好きのアイツしかいない!


「OOOOッ──! ちょっと来───いっ!!」

 

 喉から血を流し、私は叫ぶ。

 

「ボク、何も落としてないよ!」


「まだ、何も言って無いだろ!」



 それでは。また、明日。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ