五月十六日
三十一回目~
この31って見ると25%の割引アイスを連想する月草イナエです。
今朝あった出来事の話しです。
人は傷付き易い。
小さな事ですぐに傷付いてしまいます。
ちょっとした変化に気が付かず、痛い思いをする。
今朝、ヒゲを剃っていると、シェーバー(電気カミソリ)に喉元を噛み付かれました。
使った事がある人は分かるのですが、皮膚に当たる部分に薄いカバーがあるのです。
小さな穴があるあの部分………
あれは、意外と壊れ易い。その為にその部分を保護するケースなり、カバーがあるのですが、大事に使えば、問題無いのです。
落としたりしなければ!
私がボーッとしながらヒゲを剃り始め、喉元を剃っている時にそれは起こりました。
ビィ─────────ガッ!
(…………えっ?……………いっ、いっ、痛ッテェ───!)
例えるなら、チャックに挟まった時と同様に、動きが止まり心の声が絶叫するアレです。
私の刻は止まりました……
『ハハハハッ! 貴様の喉笛を食いちぎる機会を……俺はずっと待っていたっ!』
シェーバーからそんな幻聴が聞こえます。
私には身に覚えがありません。
何とかシェーバーを外し、見てみると、上の金属カバーに風穴があいてました………
私は落としていない……
妻は使わない………
残る選択肢はイタズラ好きのアイツしかいない!
「OOOOッ──! ちょっと来───いっ!!」
喉から血を流し、私は叫ぶ。
「ボク、何も落としてないよ!」
「まだ、何も言って無いだろ!」
それでは。また、明日。




