八月五日
百十二回目です。
今日、夢を見た。
何時も通りの朝。変わらない風景。
頭を掻きながら欠伸を一つ。
すると、指先に伝わる感触が何時もと違う……
手のひらで頭を触るとザラザラした感触とツルツルした感触。そして束ねた髪が指先に当たる感触が伝わる……
慌てて飛び起きて洗面所にダッシュして鏡を見ると、なんと表現すればいいか悩むが、頭皮の面積の三分の一は坊主。三分の一はスキンヘッド。残りの三分の一は一センチ位の太さに束ねた髪が筆みたいに立っていた………
詳しく説明すると、筆(持つ処の竹の部分を含む)みたいな髪の周りを囲むように円形の坊主状態の短い髪が一センチ。そしてその周りは全てスキンヘッド。
とげの少ないウニみたいな、簡単に言うとスキンヘッドに筆を何本も付けた髪型になっていた……………
ちょっと筆先を引っ張ってみたら、頭皮が引っ張られる感触が伝わる。
「何じゃこりゃ───!!!!?」
某学園都市の第一位みたいに叫んだ処で目が覚めた。
当然、頭を触ったが、何時ものくせっ毛の頭だった……
怖い……怖い夢だった……
金髪になった夢やハゲる夢なら前に見た事があったが、コレは別次元の怖さがある……
あんな恥ずかしい頭になるならスキンヘッドにツインテールの方がまだマシだ!
皆も変な夢をみるなよ~!
それでは、また、明日。




