七月二十九日
百五回目くるくる。
気分転換にゲームをしてみた。
ゲームと言ってもオンライン系ではなく、ポータブルでもない。家庭用ゲーム機、初代PSを引っ張り出してきた。
久しぶりに使った所為か、ゲームの読み込みに数回失敗。かなり気分屋になっていた……
プレイするゲームタイトルは『刻O館』
今なら五百円位で中古屋で売っている。ちょっとホラーな気分になろうとやってみた。
この『刻命O』中世の悲劇的な男の復讐劇なのだが、個人を狙ったり、町や村を襲うのではなく。あくまで館に引きこもり、入ってきた奴を迎撃するのだ。
復讐するのに家に引きこもる主人公。誰も来なかったらどうすんの? とツッコミ入れたくなるが、町外れの心霊スポット的洋館なので、来客に事欠かない。
まあ、館の中でしか能力を使えないから仕方ないのだが、その能力は罠。トラップだ。館に罠を仕掛けて館に入って来た者を殺したり捕らえたりして新たな罠を作ったり罠のランクを上げていくゲーム。
トラップコンボも出来たりするのだか、そんな事するなら普通に剣とか弓で倒した方が早いんじゃないか? と思えるツッコミ満載のゲームだ。
このゲームのポイントは室内の状況に合わせ罠を上手く仕掛け、相手が罠に掛かるその姿を『クックックッ』とほくそ笑む処だな。性格の悪さがに滲み出るぜ!
この罠だが、同じ場所、部屋なら部屋。廊下なら廊下の相手が見える場所にいないと作動させられない。自分に向かって来る者を目の前で罠に掛ける。
罠に掛かり、吹き飛んだり、潰されたり、捕らえられて悔しがる侵入者を見ていると、後ろから別の侵入者に攻撃を喰らってしまったりもする。
この主人公。自分では攻撃出来ない。罠を仕掛けて、ひたすら逃げるのだ。
その姿は昔話の山姥から小坊主が逃げる『三枚のお札』や洋画の『ホームアOーン』を思い出させる。
続編の『影O』は女の子が主人公たが、此方の『O牢』の方が操作はラク。
でもやっぱり自分では攻撃が出来ない。
私のお気に入りトラップはクレーンだ。吊されてくるくる回る侵入者をニヤリと見上げる。
気が向いた人はやってみてはいかがだろう?
罠を避ける侵入者にムカつく事だろう。
ホラーな気分にはならなかったが、これからまた遅れているメインやホラー用の執筆再開だ。
この『刻命O』の主人公の様に文章の中に罠を仕掛けられれば問題無いのだが、そんなに上手くいかないのは何時もの事だ。
それでは、また、明日。




