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四月二十五日
日記も十日目ですね。
美脚とツンデレこよなく愛する炬燵妖精。
月草イナエです。
「ねぇねぇ。妖精さん。妖精さん。今日の夜空は満月がとても綺麗ですよ!」
「そうですね。炬燵さん。桜も咲き始めて、やっとお花見が出来ます。一緒に夜桜でも楽しみますか?」
「やったぁーっ! ボクね、ボクね、お団子持ってくよ」
「私の分もお願いしますよ。勿論、お団子の餡子はコシアンで。……私は酒でも持って行きましょうかね」
「僕の赤外線で温めようか?」
「ぬる燗でお願いしますね。この前は沸騰して、折角の酒の香りが飛んでしまいましたから、丁寧にお願いしますよ」
「任せといてよ!」
「それでは、炬燵さん。準備が出来たら出掛けましょう。少し冷えますから、掛け布団をもう一枚足しますか?」
「うん。ありがとう。妖精さん」
「それにしても、本当に今日は綺麗な月ですね……」
小話終了──っ!
タイトルは『満月と炬燵の妖精』かな?
うお───っ! こんな会話文の書いてないで、メインの執筆しなくては!
それでは、また明日。




