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ユティスの末路

 冥界からの衝撃的な事実に続き、魔神が設置したであろう魔法陣すら俺に超協力的だったことから、アジトに行く前に精神的に大ダメージを負った俺。

 ただ、いつまでもそこで蹲ってるわけにもいかず、何とか気を取り直し、魔法陣に頼んで全員でアジトに侵入した。

 すると、そこは石造りの長い廊下がずっと先まで続いている。


「なんだかダンジョンみたいだねー」


 サリアが珍しそうに周囲を見渡しながらそういうが、確か羊も教団のアジトはダンジョンだって言ってたし、その表現は間違っていないのだろう。

 特に照明があるわけでもないが、周囲は何とも言えない明るさが保たれており、奥の方は暗くて見ることができない。

 後ろを振り返ると、そこには俺への主張が激しい魔法陣と、何もない石の壁があるだけで、ここは完全に入り口であることが分かる。


「……ご丁寧に一本道だし、このまま進むしかなさそうだな」

「……ん。特に罠とか隠し部屋の気配もないよ」

「旨そうな気配もないな」

「……よかった。いつもの食いしん坊」

「私をなんだと思ってるんだ!?」


 ルルネ。ダンジョンに入って旨そうな気配とか口にするヤツはどう考えても普通じゃないんだ。

 俺も似たようなところがあるから口にしないけどな!

 思わず気が緩む俺たちだったが、アルが武器を担ぎなおしつつ、真剣な表情を浮かべる。


「緊張してねぇのはいいが、気が緩みすぎるのはやめろよ。オリガの言う通り、罠がないとはいえ、向こうは未知の力を持ってるんだ。どんな方法でいつ仕掛けてくるかも分からねぇぞ」

「そ、そうですね! 私も髪の毛の蛇たちを使って、周囲を警戒します!」


 ゾーラの髪の蛇はそれぞれ意思が存在するらしく、ゾーラの言うことをよく聞いてくれるのだ。

 それぞれが気を引き締めて廊下を進んでいく。

 しかし、しばらくその廊下を歩いているのだが、一向にどこかに出る気配もなく、だんだん俺たちの集中力も切れてくる。


「なんなんだ? この廊下……ずっと同じ風景で頭がおかしくなりそうだ……」

「これが連中の罠だって言わねぇよな?」

「……否定できないかも」


 アルとオリガちゃんの言葉に嫌な予感がするものの、あの魔法陣の様子を見るに、この場所が罠だとはあまり思えない。

 どこかげんなりした気分のまま進んでいくと、サリアが声を上げた。


「あ! あそこ、何かの部屋につながってるんじゃない?」

「お!」


 サリアの言う通り、道の先に扉こそないものの、初めての部屋らしき入り口が見えた。

 そのことに少し安堵しつつ、すぐに部屋にまでたどり着く。

 だが……。


「おいおい、あの部屋の向こうにも道が見えるんだが……」

「……ん。この部屋も、結局なにもなさそう」


 オリガちゃんの言う通り、通路から出たその部屋は、今までの廊下と同じ石造りの壁で覆われただけの何も置かれていない、殺風景な部屋だった。


「なんだ……期待して損したな……はぁ……仕方ない、また先に進もう」


 げんなりとした気分のまま、奥の通路に向かって歩き出した俺たち。

 すると、そこでサリアが何かに気づいた。


「あれ? この部屋……」

「ん? どうかしたか?」

「うん……なんていうか、さっきまではダンジョンにいるなーって思ったんだけど、今私たちがいる場所が、なんだかダンジョンじゃないっていうか、さっきの場所から隔離されてるというか……」

「え?」


 予想外のサリアのセリフに驚いていると、不意に部屋の中に新たな人間の気配を感じた。

 俺たちはいっせいにその気配の方に視線を向け、武器を構える。


「――――まさか、この神聖なる魔神様の眠る場所に、ネズミが入り込むとは思いませんでしたよ」

「お前は……」


 いきなり現れたのは、以前魔王国とウィンブルグ王国の会談で、ルーティアが教団の使徒に襲われた際、倒した使徒たちを回収していった不気味な男だった。

 確かにあの時も、俺の体は特に反応しなかったし、目の前の男はスキルや魔法とは異なる能力として、自由自在に転移することができるのだろう。

 となると、今まで戦ってきた連中を考えると、目の前の男も……。


「なるほど……お前も神徒の一人ってわけか」

「ほう? どうやらその口ぶりですと、私以外の神徒とすでに会われている様子……だが、そう考えればこの場にアナタ方が存在しているのが気になりますね。彼らと出会っていれば、生きているはずないでしょうし……」


 何やら考え込む様子を見せる目の前の男に、アルが厳しい視線を向ける。


「……テメェはなんだ?」

「おっと、私としたことが……まあ本来、ネズミに名乗る名など存在しないのですが……手段が分からないとはいえ、ここまでたどり着けたのも事実。一応名乗っておきましょう。私はユティス――――≪遍在≫の名を冠する神徒です」


 どこまでも慇懃無礼な態度でお辞儀をすると、不気味な男――――ユティスは笑った。


「さて、私の名前を聞いたところで――――死になさい」

「!」

「誠一!」


 ユティスは音もなくその場から消えると、一瞬にして俺の背後に現れ、そのまま貫手で心臓部分を貫こうとしてきた。

 だが――――。


「へ?」


 ユティスは間抜けな声を上げる。

 なんと、俺の体に触れるまでもなくユティスの貫手を放った右手の指が、すべて本来曲がるはずのない方向にへし折れたのだ。


「っ! ぎゃああああああああ!」


 その痛みに耐えきれなかったのか、ユティスは今までの余裕のある態度から一転し、脂汗を流しながら俺から距離をとる。


「な、何なんだ、貴様あ! この私に何をしたぁ!?」


 そんな急変したユティスの様子に呆気にとられる俺だったが、アルたちは「ああ、またか」といった様子で特に驚いていない。え、これ俺が悪いの!?

 ……いや、どう考えても俺のせいですね! 今までも敵が自滅すること多かったし、さすがにもう自覚してますよ!

 だが、当然そんなことは一切知らないユティスからすれば、未知の攻撃によってダメージを受けたように思えるだろう。

 ユティスは痛みにこらえながら手を庇いつつ、回復魔法らしきものを発動させた。


「なっ!? か、回復できないだと!?」


 しかし、その魔法は発動したにも関わらず、ユティスの傷を癒すことはなかった。

 なんせ、ここに来るときに聞こえた魔法陣の声と同じように、今も俺の耳にユティスが使用した魔法の声が聞こえているのだ。


『マスター! コイツのことは二度と回復しないので、思う存分ボコボコにしちゃってください! あ、でもコイツが発動した魔法の効果はマスターたちに使いますね!』


 慈悲もねぇ!

 いくら何でもえぐすぎるだろ!? 相手が回復魔法を使うたびに、その使用者は回復することなく別の人間が回復し続けるんだろ? しかもその消費魔力は使用者からどんどん減っていくと……。

 思わず回復魔法の仕打ちに震えていると、ユティスは鬼の形相で俺を睨む。


「貴様あ! この私にダメージを与えただけでなく、魔法まで封じるだとお!? 薄汚い下等生物の分際でぇぇぇぇぇええええええ!」

「!」


 ユティスがそう叫び声をあげた瞬間、何とユティスが無数に現れ、しかもそのまま俺たちに襲い掛かって来たのだ!

 ただ、そのすべてのユティスが俺だけでなくサリアたちに触れることもできず、その場で次々と体が砕け、倒れていく。


「「「「ぎゃあああああああああああああああ!」」」」

「これは酷い」


 もはや一周回って冷静になったよね。なんだ、この地獄。

 本体っぽいユティスはその様子に唖然としているし、召喚された別のユティスたちは絶叫するとそのまま消えてしまうのだ。

 そんな様子をどこか遠い目をしながら眺めていると、サリアが俺の肩をつつく。


「ねえ、誠一。なんか大丈夫そうだし、先に進まない?」

「え? あ、うん。そうだな……って、あれ? でもサリアが言うには、この部屋ってなんか隔離されてるっぽいんだろ?」

「誠一だし大丈夫だと思うよ?」

「俺だから大丈夫って何?」


 最近、皆さん俺なら何でもアリみたいに考えてません? そんなことないからね?

 普通の小市民である俺なんてできないことだらけなんだからな?

 しかし、そんな俺たちの会話がどうやらユティスにも聞こえたみたいで、ユティスはまた急に勝ち誇った態度へと変わる。


「ふ……フフフ、そうです、そうですとも! そこの女の言う通り、この部屋はもはや別の空間に隔離いたしました! ここを脱出するのは私か魔神様を含む神々でなければ不可能! アナタ方はここで朽ち果てるんですよ!」

「ええ?」


 それは困る。

 こんな殺風景な部屋で死にたくないし……。

 純粋にそう考えていると、今度は魔法とも冥界とも違う声が、俺だけでなく、この場にいる全員に聞こえる形で聞こえてきた。


『誠一様が困ってるようなので元に戻しときますね』

「……」


 その声は、東の国でギョギョンと対決した時に聞こえてきた、世界そのものの声に他ならなかった。

 そんな声を聞いたサリアたちは、再び俺に視線を向けてくる。


「ほら、大丈夫だった!」

「………………よぉし、先に進むかー!」


 もはやヤケクソ気味にそう叫ぶと、呆然と世界の声を聞いていたユティスが正気に返った。


「ま、待てええええええええええええ! なんだ、それは……なんなんだお前はああああああああ!?」

「なんだと言われましても……」


 昔の俺ならともかく、今の俺は自分でも何なのかよく分かってないからね!

 人間という名の人間じゃないナニカだからね。俺が聞きたいくらいだよ。誰か俺に分かるように俺という存在を説明してほしい。

 そんなことを考えていると、ユティスは頭を抱えた状態で何かをぶつぶつと呟く。


「ありえない……この私が隔離した世界が、一瞬で元に戻るなど……! しかもそれだけでなく、私の力が通じないなど……いや、待て。そう言えば、バーバドル魔法学園の≪魔聖≫や、デミオロスなどの使徒が倒された原因を把握しようと記憶を辿り、その場所まで転移できなかったことが多々あったが……まさか、コイツが原因なのか……!?」


 途中、何かに気づいた様子で愕然とするユティス。

 しかし、すぐに何かを思いついた様子で笑みを浮かべた。


「い、いや、まだだ! あの時は間接的な転移が不可能だったに過ぎない……ならば、その直接の原因である目の前の下等生物を消すために、アイツの両親や祖先を消してしまえば……!」

「ん? まだ何かする気か……?」


 不気味な笑みを浮かべるユティスに対し、つい構える俺たち。

 だが、ユティスはそんな俺たちを嘲笑った。


「ははははは! もはやアナタ方がいくら足掻こうと、結末は決まっているのですよ!」

「?」


 ユティスが何を言いたいのか分からず、首をひねる俺たち。

 だが――――。


「ふふふ……何も分からず死ぬがいい……!」


 ユティスはそう叫ぶと、その場から一瞬にして消えてしまった。


「おいおい……今度は何をやって来るんだよ……」


 アルがうんざりした様子でそう口にしつつ、それぞれが警戒を続ける俺たち。

 しばらくその場に留まり、ユティスからの攻撃を警戒していた俺たちだったが、何の攻撃の予兆もないことに気付いた。


「あれ? 終わり?」

「一体何がしたかったんだろうねー?」

「さ、さあ……? でもこれ、先に行っていいんだよな?」

「いいだろ。てか、早く行って魔神を倒そうぜ」


 なんだかスッキリとしない終わり方だったが、ユティスが邪魔をしてくる気配もないため、俺たちはそのまま進んでいく。

 ――――そして、ユティスが俺たちの前に二度と現れることはなかった。


◇◆◇


 誠一たちの前からとある空間に転移したユティス。

 その空間は、ユティスだけが知る、数多の世界を見通し、移動することができる場所だった。

 そんな世界に転移したユティスは、負傷した右手に再度回復魔法をかけて見るも、今度は発動すらしない。


「チッ! ここにきても発動しないとは……やはりあの人間が今までのすべての元凶だったみたいですね。ですが、私と出会ったが最後……あの下等生物たちが強くなる前や、生まれる前に転移し、両親を殺してしまえば、奴らは存在することができなくなる……!」


 これこそがユティスの能力の一つであり、ユティスは様々な世界の好きな時代にいくらでも転移することができた。

 その力を利用することで、ユティスはどんなに自分より強力な存在が敵であったとしても、その存在が生まれる前に両親を殺したりすることにより、すべてを乗り越えてきた。

 それだけでも十分強力な能力を持つユティスだったが、唯一の悩みはユティス自身の戦闘力が弱いことにあった。

 それは他の神徒の能力を見ても分かる。

 デストラはたとえ無機物、有機物、概念問わず、一度対象として指定したものは何でも『死』を与えることができた。

 ヴィトールは受けたダメージをそっくりそのまま相手に与えることができ、ゲンペルはユティスと同じく本人の戦闘力こそないものの、生み出すコピーたちはどれも強力だった。

 それに比べ、ユティスは本人の戦闘力が低いだけでなく、たとえあらゆる次元や並行世界から別のユティスを呼び寄せ、無限ともいえるユティスによる攻撃を行ったとしても、その攻撃を行うユティス自身は弱いままであるため、デストラのような個人の暴力の極致のような相手の場合、そのデストラの過去に向かい、力が使えない状態のデストラを殺すしか勝つ方法がなかったのだ。

 そんなユティスに力を与えた存在こそ、まぎれもない魔神である。

 魔神から強大な力を授かったユティスは、元来の能力に加え、本人の実力も高まったことで怖いものは何もない。

 そのはずだった。


「クソっ……考えれば考えるほど忌々しい……! 魔神様の邪魔をするだけでなく、あのような力を持つ存在など……私はこんなところで終わるわけにはいかないのですよ。魔神様が探し求めている謎の力の結晶とやらも見つけられていない……魔神様が復活を果たし、ようやく駒も再び集まりつつあるというのに……!」


 誠一自身は特に何かをしたわけではなく、ユティスが誠一に攻撃した結果、勝手に自滅したというのが事実であったが、ユティスとしてはそんなことはどうでもよく、自分が邪魔をされ、傷つけられたということがとても許せなかった。


「さっきの女どもの会話を鑑みるに、名前は誠一というらしいが……名前の雰囲気的に東の国の出身かと思いましたが、どうやらこの世界の住人ではないようですね。ですが、この世界の住人でないとすれば……ああ、カイゼル帝国の勇者も似たような名前の響きで、別の世界の人間たちでしたねぇ」


 誠一たちの会話を思い返しつつ、ユティスだけの空間で様々な星々を目にしつつ、誠一にかかわる場所を探すユティス。

 本来、無限ともいえる世界の中から、たった一人の人間を見つけ出し、しかもその人間の過去にさかのぼるなど、不可能に近かった。

 だが、今ユティスのいる空間は、時間とは隔絶した世界にいるため、膨大な時間を……数千億、数兆年、それ以上であったとしても、時間さえかければ不可能ではない。

 それにユティスは長年格上の存在と戦う際、今の状況と同じように別の世界にその人間の過去があるような人物と戦うこともあったため、何となく相手の存在している世界を割り出す方法も熟知しており、無暗に探すという真似はする必要がなかった。

 それでも数としては膨大になることもあるため、やはり強靭な精神力が必要になる。

 そんな労力と気力が持つ人間はまずいない。

 最後まで狙った獲物を確実に仕留めるために動くユティスの執念は、もはや常軌を逸すなどといったレベルではなかった。

 その執念を別のことに向けることができていたのなら、このような結末を迎えることはなかっただろう。

 そして、そこからユティスのとてつもない時間との戦いが始まる――――そう思われた。


「え――――」


 ユティスは手始めに先ほどまでいた、誠一やサリアたちが存在する星の過去に遡ろうとした。

 誠一がこの星の住人ではない可能性が高かったが、他のサリアたちはこの星の住人だということが分かったので、先にそちらを始末しようと考えたのだ。

 しかし、ユティスはその星に転移することができなかった。


「な、なんだ? 何が起きている?」


 今まで体験したことのない状況に焦るユティスは、もう一度転移を試みた。

 だが、結果は何も変わらなかった。

 どれだけ能力を発動させようとも、その世界に転移することができないのだ。

 まるで世界そのものから拒絶されるように――――。


「そ、そんなはずは……な、なら、この世界は……!」


 先ほどの世界に転移できないと悟ったユティスは、すぐさま別の世界に転移を開始するが……結果は何も変わらなかった。


「何で何で何で何で!? どうして転移できない!?」


 手あたり次第に様々な世界への転移を試みるユティスだったが、そのすべてに失敗し、世界から拒絶されるように今いる空間から抜け出すことができなかった。


「う、嘘だ。ありえない……!」


 今の状況を信じられないユティスは、もはや誠一のことなど忘れ、どこでもいいから転移できる世界を探し始める。

 無限に存在する世界に一つずつ、必死に転移をしようと繰り返すユティス。

 その努力は……報われることはなかった。


「あ……ああ……」


 すべての世界から拒絶されたユティスは、もうこの空間から抜け出すことはできない。

 ユティスの存在している空間は、時間からも隔絶された場所にあるため、年を取ることも飢え死にする心配もなかったが、それ以外は何もないのだ。

 それに、先ほどまでは転移しようとしていた世界を覗き見ることはできていた。

 しかし、最後には世界に転移することどころか、世界を覗くことすら拒絶される。

 結果、ユティスのいる空間は何もない、ただ真っ白な世界が広がるだけになってしまった。


「あああああ……」


 すべてから拒絶されたユティスは……絶叫した。


「あああああああああ! ここから出してくれええええええええええええええ!」


 今までの余裕が一切なくなり、必死に腕を振り回し、のたうち回り、もがき続けるユティス。

 だが、何をしても結果は変わらない。

 誠一と敵対したことで、もはやユティスが受け入れてもらえる世界は一つもなかった。


「ああああああああああああああああ!」


 ――――こうして、ユティスは二度と世界に降り立つことはなくなるのだった。

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― 新着の感想 ―
永遠に閉じ込められちゃったのね YouTubeで時間を可視化した感じの動画があるけど、マジで永遠って怖いからね 不老不死なんて絶対いらねえって思っちゃうからね
きっちり因果応報で己にしっかりと帰ってきて無様になる、残酷じゃない復讐のざまぁ展開も スカッとするね。
[気になる点] 結果とてもひどい仕置きになったけど 誠一がある意味最も大事にしているご両親を害そうとしたわけですね 世界(次元)としては万が一にでもご両親に何か有っても不味いわけでそりゃ「ちょっと困…
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