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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
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どこからどう見ても

俺は下に紗弥が降りて少ししてから、下に降りた。




「いただきまーす…………って、輝は結局食べないの?」


「……さすがに無理だ。昼飯食べてから、まだ二時間しかたってないんだぞ?」


「そういえば、そうだね。でも、絶対残るよ?」


「……残りはおいといて、後で兄貴にやればいいんじゃねえか?どうせ、『腹減った~』とか言いそうだし」


「それもそうだね。じゃあ、そうするよ」


そう言って紗弥は食べ始めた。



紗弥が食べてる間、俺は紗弥の前に座り前紗弥を見ていた。

…………卑しい気持ちは微塵もないからな。

暇だから見てるだけ。

そして俺は改めてこう思う。


(やっぱり、小さい)


小さすぎる。

どこからどう見ても。

中学三年の身長ではない。

……体重は何キロ位なんだろう?


「紗弥、お前体重はいくつだ?」


「20…………5?だったっけ」


「……じゃあ、身長は?」


「…………138………」


声を落として紗弥は言った。

この話題には触れない方がよかったのかもしれない。


「…………そうか。身長はそのうち伸びるだろうから心配するな」


「うんっ!」


多分伸びるだろう…………多分……


紗弥が食べ終わってから、俺達は部屋に戻った。

誤字を発見したときは、メッセ、コメントで教えていただけると幸いです。

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