食べ過ぎたかも……
俺達は昼前になると、熱がひいて体調も良くなってきた。
…………一人だけ苦しそうだけど。
「……食べ過ぎたかも」
「かも、じゃねえよ! あれだけ食ったんだ。明らかな食べ過ぎじゃねえか」
「だって、お腹減ってたんだもんっ!」
「それにしてもお姉ちゃん、あれだけあったお粥を全部食べるなんて、やっぱり兄貴とは兄弟だね♪」
……そういえばこいつに入ってなかったんだっけ?
紗弥の兄貴は別人だということ。
あちらの世界では、恵がいないこと。
…………後者のことは言わないだろうけど。
とりあえず、昼飯はどうしようか。
俺は真剣に考え始めた。
俺は米を炊いてから、ずっと考えていた。
と言っても、俺はちゃんとした料理ができるわけではないので、作れるものが限られている。
俺が昼飯のことを考えているのに気づいたのか、恵が声をかけてきた。
「お兄ちゃん、お昼ご飯なら私が作るよ」
「そうだな。俺が作るよりも、恵が作ってもらった方が美味しいし」
「うん!」
恵はそう言って、冷蔵庫を漁り始めた。
更新遅れてすみません。
明日は更新したいと思っていますが、遅い場合は日付が変わってるかもです。
ですが、できるだけ早く更新したいと思います!
番外編は、遅くても来週には載せたいと思っています!




