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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
59/73

背中に乗せて


母さんが出ていった後、寝ようとしたが…………

寝れない。

とりあえず、


「…………あさめしたべるか……」


それにしても、なんで熱が出てるんだ。

喉は痛くないし、風邪ではなさそうだ。

昨日何かあったか?

…………あそこか!

昨日(?)はあそこで時間を忘れて、ずっと話していた。

そういえば、帰りに紗弥が心配そうな顔してたな。

…………それなら、恵も紗弥も同じように熱を出しててもおかしくないな。



少し楽になってきたので、俺は起き上がる。

そして、紗弥の方を見た。

目が少しだけ開いている。


「がっ…………こ……う……は?」


「ん?ちゃんと母さんが連絡してくれてる」


それにしても、随分辛そうだ。

基本的に俺は、寝起き以外は病気だろうが、なんだろうが、あまり辛くない。

病状によっては、別だけどね。

でも紗弥は違うらしい。


トントン


ドアをノックして、恵が入ってきた。


「お兄ちゃん、大丈夫?」


「ああ。それよりお前さは大丈夫か?…………顔赤いぞ」


「うん。ちょっと熱があるだけ…………お姉ちゃんは?」


「かなり辛そうだ。……紗弥、何か欲しいものはあるか?」


「…………朝ごはん……」


「腹減ってるのか?」


「……うん……」


紗弥はゆっくりと起き上がって、そう言った。

俺は紗弥を背中に乗せて、下へつれていった。






台所には、お粥があった。

母さんが作ったんだろう。


「少し温めるか…………紗弥、ちょっと待ってくれ」


「……うん……」


紗弥は椅子に座らせて、恵には紗弥に冷却シートを貼らせていた。


「お姉ちゃん、ちょっと冷たいよ」


「……うん…………っ!……ありがとう……」


紗弥はそれから、少しだけ体調が良くなった。



誤字など不可解な点がある場合はコメントでお願いしますm(__)m



明日も更新すると思います!

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