川上姉
兄貴が風呂からでると、俺は恵の部屋にむかった。
俺は恵の部屋の前にたって、
「恵、風呂空いたぞ」
と言った。
「分かったー」
俺は恵の返事を聞いた後で、リビングに戻った。
恵が風呂に入ってから数分後のことだった。
「輝~、腹減ったから先に食べていいか~?」
「恵がまだだろうが」
「…………」
グルルルル
兄貴の腹がなった。
相当腹が減っているようだ。
いつもならこんなことはないのに。
「学校でなんかあったのか?」
「……今日は川上から逃げ回って疲れたんだよ」
兄貴は机に突っ伏しながらいった。
兄貴が言うのは川上の姉『川上 優衣』のことだ。
こちらも幼馴染みで、昔から仲は良いのだが、最近はこんな感じ。
まぁ兄貴が悪いんだろうけど。
ちなみに川上姉は運動神経が良く、持久力がある。
昔は良く面倒見てもらったりもした。
……いや、そんなことより
「兄貴、今回はなにしたんだ?」
「……ちょっとした悪戯を…………」
「どんなことしたんだ?」
「机にトカゲをいれておいた…………」
「……ちゃんと謝ったのか?」
「まだだ……」
「それなら、ちゃんと謝っとけよ」
「ああ、分かってる」
いつものパターン。
兄貴が早い時間に腹が減ったと言うときはいつも同じような会話をする。
謝ってるかはわからないけど。
恵が風呂から出てきたのは、それから数分後のことだった。
すいません結局更新一回になってしまいました。
明日は更新一回になりそうです……




