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仕込んでおく
「兄貴、風呂空いたぞ」
「じゃあ入るとしますか」
俺はそういうとリビングにむかった。
「紗弥~、お兄ちゃんと一緒に入らないか~」
「誰が入るか!……なんでこんなやつが兄貴なんだ…………」
紗弥がそういうと、兄貴はしょんぼりしながら風呂場に歩いていった。
「輝、タバスコってあったっけ?」
「あるんじゃねえか?」
タバスコは恵しか使わないからな。
どれだけあるかわからないけどな。
「何に使うんだ?」
「兄貴のカレーに仕込んでおく」
(えげつないこと考えるな…………)
俺が初めて紗弥に恐怖を感じた瞬間だった。
「ただいまー」
恵が帰ってきた。
「お兄ちゃん、今シャワー誰か使ってる?」
「兄貴が使ってる」
「兄貴が出たらいいに来てね」
そう言って恵は階段を上っていった。
それより兄貴長すぎ。
更新遅れてすみません。
なにかと忙しくこんなことに…………
なので明日は2回更新したいと思っています。
(あくまでも予定ですけど)




