川上からのメール
晩ごはんを食べて、風呂に入ったあと、俺たちは部屋にいた。
リビングは恵と母さんが占領している。
ドラマを見ているが、俺はあまりドラマを見ない。
紗弥も同じだ。
親父は風呂で、兄貴は電話をしているようだ。
暇だなー。
そんなことを思っていると、電話が鳴った。
着信音からしてメールが入ったんだと思う。
メールをみると、川上からのメールだった。
『紗弥ちゃん日曜日どこに行く?』
さっき話ていたことの続きのようだ。
「紗弥、川上からメールきてるぞ」
俺はそう言って振り向いた紗弥に、ケータイを渡した。
「ありがと。何て返事しようかな?」
「どこでもいいって返事すれば、いいんじゃねぇのか?」
「そうだね」
そう言って紗弥は言われた通り、
『どこでもいいよ』
と返信した。
すぐに川上からメールがきた。
『じゃあ新しくできたお店があるからそこにいこう!』
「新しい店?どこのことだ?」
「知らない。…………ねぇ輝、ついてきてくれない?」
「なんでだ?二人の方がいいんじゃねえか?」
「…………いや、むしろ気まずいかな……とにかくついてきて!」
手をあわせて紗弥が頼んできた。
そこまでされれば断りづらいし、ちょうど暇だからいいか。
「一応川上にもいっとけよ」
「わかってるよ」
俺も明後日ついていくことになった。
更新遅れてすみません。
新作投稿しました。
まだ一話目なのでほとんどなにも書いてないです。
新作のほうは、こちらより早く終わると思います。
明日、更新ができるかわかりませんが、する場合は夜になります。




