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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
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気を付けろよ

俺は手を冷やしていた。

さっきの痛みが引くまでは、こうしているつもりだ。


「で、さっきのはなんだったんだ?」


「紗弥が階段を踏み外して落ちてきた。その時俺が下にいた。それだけ」


「そういうことか。…………俺がしたにいるときに、落ちてくればよかったのになー」


兄貴が、俺を羨ましそうに見てくる。

俺は手を痛めたんだぞ?

その事を考えると、腹が立つ。

それに比べて恵は、


「お兄ちゃん、手、大丈夫? 何かあったらいってね」


優しい。

眠そうだけど。

紗弥は申し訳なさそうな顔をして、こちらを見ている。


「もう痛みも引いたし、大丈夫だからそんな顔すんなよ。でも、これからは気を付けろよ」


「うん!」


俺がそういうと紗弥は元気よく答えた。

本当はまだ手、痛いんだけどね。

まぁ大分ましになったけど。







「いってきまーす」


「いってらっしゃい」


俺たち3人は学校にむかった。

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