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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
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落ちてきた

今回は色々聞けたし、良しとするか。

ベッドの上を見ると、紗弥はまだ寝ているようだった。

少し早く起きてしまった。

顔洗いにいこう。

俺は部屋から出て、洗面所にむかった。







顔を洗い、歯磨きをしてから俺は部屋に戻ろうと階段のしたまで来たとき、紗弥が2階から降りてこようとしていた。


「おはよう」


俺がそういうと紗弥は、


「おはよう……うわーっ!!」


途中で階段を踏み外して、前屈みで落ちてきた。

家中に大きな音が響き渡った。

すると、母さんと兄貴が慌ててこちらへ来た。


「どうしたんだ!朝から…………そうか紗弥は輝のことが……これじゃ諦めるしかないな」


は?

どういう意味だ?…………!

そういう意味か!


「兄貴、それは誤解だ!」


俺がそういうと、兄貴は、


「そうだったのか!じゃあ俺にはまだチャンスがあるってわけか。よかった」


なにもよくねぇよ。

それより左手が凄く痛い。

そんなこと思いながら上をみると、恵がいた。


「私のお兄ちゃんが…………お姉ちゃんに……盗られた……」


「それも違う、誤解だ!」


しかも今、私のお兄ちゃんとかいわなかったか?

いや今はそれどころじゃない。


「紗弥、早く退いてくれ!」


「あっ、ごめん。軽く気絶してたかも」


軽く気絶!?

大丈夫なのか?

いやそれより俺だ。

とりあえず紗弥は退いてくれた。


「いてぇ……」


手を打ったかもな。

まあすぐに治るだろう。

それにしても、


「腹減ったー」


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