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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
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殴って起こす


俺たちは今、家に帰っていた。

今日1日何があったか俺たち二人、

俺と紗弥はあまり知らない。

ほとんど寝ていたからだ。

起きてた時間もあった。

わずかな時間だけど。

それにしても、

「眠い」


「あれだけ寝たのに?」


学級委員長の川上が、顔をしかめて言った。

俺のせいで今日の授業がなかなか進まなかったから、機嫌が悪い。

紗弥にはそんな態度とらないのに。

「これからは気を付けるから、機嫌直してくれないか?」


「なんかその台詞、前にも聞いたような気がするんだけど?」


「気のせいじゃないかな?」


「そうかな? まぁいいや。次寝たら問答無用で殴って起こすから」


殴って起こすって…………

まぁ川上に殴られてもあんまり痛くないし、別にいいか。

「あと明日は授業あるから」


川上が今度は普通に言った。

授業か…………

何度もいうが、俺は勉強が嫌いだ。

でも授業はできるだけ真面目に受けてる。

受験も控えてるし。

やるときはやる。

でも、やらないときはやらない。

寝ている。

というか、つい寝てしまう。

好きな科目の授業は起きてる。

嫌いな科目の授業は寝てしまう。

それがわかっているので、川上はいつも言う。

寝たら殴るから、と。

まぁ一年で100回は殴られてると思う。

殴らなくてもいいのに、と、何度も思った。

起こしてくれたのは、俺のためなのかな、と思うこともあった。

基本的には起こすなって思ったけど。



「分かってるよ」


俺はそう言って川上たちと別れた。


更新遅れてすいません。

昨日の夜に途中までかいたのですが、寝ちゃいました( ̄▽ ̄;)


今日は昼か夜にもう一度更新するかもです。

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