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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
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従兄弟です

今日は紗弥の初登校日なので、俺たち二人は一緒に登校していた。

ちなみに恵はまだ家にいる。

というか寝ている。

学校までは徒歩五分なのでギリギリまで寝る。

恵が入学したときから言っていた。


校門の近くまでいくと、弘喜が声をかけてきた。

「輝弥ー」


「弘喜か…………どうした?」


「恵ちゃんもいっしょ…………ってあれ?恵ちゃん小さくなってないか?」


そう言って弘喜が前にきて、紗弥の顔を見ると、ようやく恵じゃないことに気づき、

「あっ、すいません人違いでした」

と、慌てて頭を下げて謝った。

「気にしてないですから顔をあげてください」


「えっ……あっ、はい。はじめまして、神城 弘喜と言います。ところで、輝弥とはどういう……」


「従兄弟です」


「なるほど。だから一緒にいたんですね」


弘喜は納得したように、首を縦に振っていた。




俺と弘喜は教室に、紗弥は職員室にむかった。

教室にいく道中、弘喜が話しかけてきた。

「輝弥、明日になればわかるってこの事だったのか?」


「あぁ」


「それにしても、あの娘小さかったな。いくつなんだ?」


「年は同じだぞ」


「なんだって!?」


そこまで驚くか?まぁ少し小さいけどな。

「あと、そういうことはあいつの前では言うなよ背とか気にしてるからな」


「わかった」

俺はそう言って、教室に入った。

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