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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
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買い物

午後1時、俺たち五人はショッピングセンターに来ていた。

ちなみに親父が家で留守番。

俺は荷物持ち。

普段は3人で来るのだが、兄貴が紗弥の服を選ぶとか言って兄貴もついて来た。


「まずは普段着から、見に行きましょう!」

母さんが言った。

テンション高いな……

それに比べて紗弥は…………

テンション低いとかってレベルじゃない。

朝のこともあって、更に低くなっているのだろう。

「今日で俺も……」


とか呟いてるし。

今日一日大丈夫なんだろうか。

とりあえず服は買っとかないといけないし、仕方ないか。




俺は母さん達といっしょにゆっくり店のなかを回っていたが、兄貴は店中歩き回り、いろんな服を手に持ちながら、他の服をまだ手に持とうとしていた。

しかも兄貴が選ぶのは派手なものばかり。

とても紗弥が着るとは思えないものばかり。

「紗弥に似合いそうな服一杯持ってきたぞ!」


とか言ってるけど、思った通り紗弥は、

「そんなの着るもんか!」

と怒鳴っていた。

そりゃそうだよな。


それに比べて母さんが選ぶのは落ち着いた物が多くて、無茶苦茶派手なものはない。

「とりあえず最初の内はあまり派手なものは、着たくないでしょ?」


「最初は…………って、これからも着ないからね!!」


母さん、最初の内って、兄貴とあんまり変わらないぞ。

やっぱり親子だな、と、俺はこのとき思った。


そのあと母さんが選んだ紗弥の服や、生活用品などをかってから帰った。


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