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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
17/73

忘れてたけど…………

いちばん大事なこと忘れてた!

「母さん、何で俺たちふたりになったんだろう?」


「わからないわ。でも一つ言えるのはドッペルゲンガーじゃないってことと…………」


「ちょっと待って、ドッペル……何?」


「ドッペルゲンガー、死期の近い人がみる心霊現象みたいなものなんだけどね、ドッペルゲンガーはしゃべらないし、異性でもないはずなのよ」


「そうなんだ……」

何で母さんがそんなこと知ってるんだろう?

まぁいいか。


「あとその子の体は輝の体じゃない…………少なくともこの世界の…………あれ、もうこんな時間!?

母さん今から買い物いってくるね!」


そう言って、母さんは急いでスーパーに行った。







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