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口調を…………2
「兄貴助けて…………」
「だから、どうしたんだ紗弥?」
「母さんたちが、女の子みたいな口調にしろって…………」
「いいじゃないか!」
「えっ…………」
この時、紗弥は兄貴が味方になってくれると思ったらしい。だがそれは紗弥の勘違いだった。
「つまりはお兄ちゃん♪って呼んでくれるんだろう?」
「はぁ!? それとこれとは全く関係ないだろうが!」
「そうなのか…………」
紗弥がそういうと、兄貴は落ち込んでいた。
ていうか兄貴、あんたの頭の中にはそれ以外に何もないのか?
そんなことを考えていると母さんが、
「とにかく、今日から紗弥には女の子になるための特訓をしてもらうわよ!」
といった。
母さんのその時の目は少し怖く、誰にも有無を言わせない迫力があった。
サブタイと本文の内容が違うような気がしますが、
そこはスルーして下さい。
ここでの特訓の意味は口調や料理等です。
それにしても本当に本文が短いですね…………




