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俺の従兄弟は俺です  作者: 氷瀬 豊
一章 ~一学期~
10/73

服ねぇ…………

「この娘が輝…………」


「そう。だから、困ってるんだ」


「困ってる?」


「そう。名前とかあと…………そう服だ! 母さん、恵の古着ってあるか?」


「えっ?あぁ、ちょっと待ってて」


そう言って、母さんは二階へ行ってしまった。

「う~ん…………」


「どうしたんだ、親父?」


「名前を考えてるんだ。 その娘のな」


「あぁ……ありがとな」


俺がそういうと親父は、

「なんでお前が礼をいうんだ?」

と言ってきた。

だって……

「だってこいつ俺だし」


「あぁそういう事か」


そんなことを言っていると二階から母さんが降りてきた。段ボールをもって。

「母さん、その段ボールは?」


「恵の古着よ。それにしても、サイズは大丈夫?」


「いけるんじゃね?なぁ」


「あぁ、多分な」


ちょっと嫌そうに段ボールを見ている。

着るのが嫌なのだろう。

まぁ、精神は男のままだといってたからな、わからない訳じゃない。

けど、今の服はおおきすぎる。


「じゃあ、一回これ着てみて」

母さんが出したのはふりふりのついたワンピース。


「こんなの着なきゃいけないのか!?」


「だって女の子だし。 ねぇ、輝」


「えっ……あぁ、そうだな」

俺には悪いが我慢してくれ……

それにしても……

「腹減った~」

現在二時。何か食べたい……

「じゃあ、ファミレスでも四人でいってきたら?」


やった!……え、でも四人?

「母さんたちは?」


「帰ってくるまえに食べてきたわ」


「わかった。じゃあ行くか」


俺がそういうと、女の俺は、

「服はもしかして……」

と、言ったので母さんが、

「これ、着ていきなさい」

と、さっきのワンピースと服一式を女の俺に差し出し、母さんは恵に、

「恵、お姉ちゃんの着替え手伝ってあげて」

といった。


「わかった~、お姉ちゃん行こう♪」


「お姉ちゃん!?恵、お姉ちゃんなんて呼ばないで~……」

と、いいながら二階へあがっていった。





今回はまだましな終わりかたのような気がする……


次の更新は遅くて来週になるかもです。

ていうか、1日目がなかなか終わらない。

多分二日目以降はすらすら進むと思います。

とにかく今年中に完結できるようがんばります!

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