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僕は女の子  作者: 恵
27/55

第27話 乳房

実話が元になっています。

ブラが小さくなった気がした。

いくらストラップを伸ばしてもカップに収まらない。

カップの先端に乳首が当たってカップの上からでも位置が解る。

このまま服を着るとブラウスの上からでも位置が解る。

「うーん。新しいのを買わないと」

でもどうしてこんなに成長が早いのかな?

男の子の時は当然ブラはしていなかったからブラの効果かな。

精神的な効果かな。

まあ、原因はともかくEカップのブラを買いに行く。

スマホで調べていたら、覗き込んだ男子が「げ、でかい」とか言うから女子が覗きに来る「いったいどうすれば、こんなに短期間でこんなに大きくなるの?」

男子と女子では突っ込みどころが違う。

たぷんとした胸は動くと揺れて邪魔になる。

あんまり大きな胸は望んでいない。

電話で聞いてみた。

「男性ホルモンが減ったのかも」

うーん。

髪の毛が生え際に細かいのが増えた感じがする。

声のトーンが上がってきている。

思い当たる節があるが。

「卵巣が活性化しているのかも」とも言われた。

「病院に来て検査受けますか?」

是非来いと聞こえる。

手ぐすね引いて待ってそうだ。

まぁ行ってみるか。

血液検査をされた。

「やはり女性ホルモンが増えていますね」

「原因は何ですか?」

「成長のサイクルでしょう」

つまり普通の現象で治療の必要無しということだ。

「良かった。病気でなくて」

「でも、かなり大きくなりそうね」

うーん。巨乳になったらからかわれそうだ。

「大きくならない様にする方法はありますか」

「需要の少ない研究する人が少ないからね」

それは半陰陽の研究者が少ないことと一緒か。

半陰陽の場合、研究対象が少ないからだが。

一般的な医師は定年で引退するまで一人も会わないことも多いらしい。

「どれくらい大きくなるでしょうか」

「Jくらいかな?」

日本選手権ですか。

陽子や俊子に「Jカップぐらいになるかもって言われた」と言うと。

胸を掴みながら「この乳がそんなに大きくなるのか」と言われた。

陽子も俊子も他の子に話しに行く。

「えーっ」という声があちこちから聞こえる。

「ずるい」という声も少数派ながらいる様だ。

「私も半陰陽なら良かった」という声すら聞こえる。

僕の胸が羨望の的になっている。

「お前グラビアアイドルになるんだって」と男子から言われた。

噂が変な話になっているらしい。

「いや、ならないから」と否定しておく。

どうせ焼け石に水だろう。

言うんじゃなかった。

「君のおしっこを胸に塗ると大きくなるんだって?」

汚いからやめなさい。

彩がとんでもない事を言ってくる。

「君の血清を輸血すると女の子になれるんだって?」

僕は何か自分の血の力で女の子になったのかい?

何だかどこかのTS小説みたいな事を言ってる。

「君の生理の時の血を塗ると女の子になるんだって?」

どんどん話がすごい事になってきてる。


読んでいただいてありがとうございます。

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