48話 作戦会議と誓い
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無事に新しい武器も手に入り、ホクホクした顔の仲間達と一緒に1度家に戻り、作戦会議を開く。
「王達を洗脳した犯人だが、俺の予想だと十六天魔王の1人だ。占い師はその魔王の幹部。だから、占い師の方には、俺以外の4人で行ってもらう。タリスマン級かそれ以上の魔族かもしれないからな。洗脳に関しては、カオリには《不撓不屈》があるから効かないにしても、他の3人は耐性がないから、事前に俺が錯覚をかけておく」
俺の錯覚が洗脳中の人物に弾かれた逆の事をする。
すでに錯覚にかかっている人物には洗脳がかけれないという確証はないが、やらない理由はない。
「俺はその魔王がいると予想する王城に乗り込む。戦闘になる可能性があるから、スイエルさんにフォローを頼んでおいた」
ここまでの話を真剣に聞いていたカイルが質問する。
「なぁそれって同時に潰さないとダメなのか? 1人1人全員で叩いた方が安全だろ?」
カイルにしてはまともな事を聞いてきたので、少し驚く。
「今回は人質になっている者が多い。占い師の方を先に潰すと王城にいる魔王が、他の王に何をするかわからん。逆もそうだ。今かけている洗脳の内容を変えれたりしたら、非常に面倒な事になる。だから同時に叩く必要がある」
カイルは納得したのか、髭を触りながら「うんうん」と言っている。
遂に魔族との戦闘で気合いが入っているのか、アザミは俺の話を聞いてはいるが、ソワソワしていた。
「アザミ。ちゃんと皆の言うことを聞いて、独断専行はするなよ。相手は魔族だ。油断をしなくても一瞬で死ぬぞ」
俺は改めてアザミに釘を刺しておく。
「わかっていますギマン様。パーティーの一員として皆で魔族を倒します」
パーティーの一員か。前までなら、私が倒すと言って聞かなっかろうに、ちゃんと反省したんだな。
「カオリ。今回の作戦。俺がいない間、リーダーはお前だ。しっかりとみんなを引っ張ってくれ。大丈夫だ、その力がカオリにはある」
急なリーダー襲名と同時に、褒められたので、カオリは嬉し誇らしい表情をしていた。
「う、うむ。わかった任せておけ。ギマンは1人だからと言って心配するな。こちらが終わり次第、すぐに向かうからな」
大きな胸を張り、そう言うカオリを見た俺は頼もしいなと思った。
いい雰囲気なのを察したのか、リーシャちゃんが慌てて入ってくる。
「わ、私も占い師をちゃっちゃと倒して、ギマンさんのフォローしに行くので安心してくださいね!」
俺の目の前まで来て、上目遣いをするリーシャちゃん。
うん。わかったから近い。近い。凶悪な物が当たりそうだから。
「占い師の場所は、スイエルさんから地図貰ってるから、それを頼りに行ってくれ。俺は王城に向かう。また、皆を巻き込むような形になったてすまないが、力を貸してほしい」
俺はみんなに頭を下げる。昔の癖で無償で人から何かされると怪しむ事から始めてしまう。
だから、こうして俺のために何かしてくれる皆を見ると100%の善意なのか疑ってしまう自分に嫌になる。
頭を下げながらそんな事を考えていると、後頭部を誰かにチョップされる。
頭を上げると、カオリがいた。
「お願いする時に、一々謝るのは治らないのか? もう私達はギマンの仲間だ。そんな事言われなくても力なんていくらでも貸すさ。だから私達が困っている時も力を貸してくれ」
その通りだ。とカイル、リーシャちゃん、アザミも首を縦に振っている。
裏切られるのが怖くて、もう大切な人は作らないようにしていたのにな...。
そんな昔の誓いも、目の前にいる仲間達を見ていると破りたくなってしまう。
「わかった。それじゃ今回も必ず生きて戻るぞ」
気を取り直して俺がそう言うと、各々了解と返ってきた。
俺は叢雲を携えて王城へと向かう。
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