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122話 放電と帰還

お読み下さりありがとうございます!




無数の針には驚いたが、今のところ誰も被害を受けていない為、戦闘を続行していると、アザミとスイエルがいち早く気づき、雷の攻撃が来る事を知らせてくれる。



だが、アザミは先程とは何かが違うと自分の勘が言っているのが気になっていた。



一体この感覚はなんなのかと探ろうとする時間は親羊の放電によりなくなった。



今回の放電は先程とは違い、単に無差別で放っているのとは違っていた。



間一髪で避けた者がホッとしていたら、雷が軌道を変えたのだ。



勿論、その雷を避ける事が出来ずに地面に倒れ伏してしまう。周りを見渡せば、まるで追尾されているかのように雷が襲いかかり、また一人と倒れていく。




この異様な状況の正体に気づいたのはアザミだった。




「今すぐ自分についている針を抜いて!」



皆、その言葉に急いで自分に刺さっている針を抜いたが、間に合わなかった者や刺さっている針の多さに絶望し、雷を受けた者もいたが、何とか各チームの主要メンバーは無事で済んだ。



「リーシャ!今すぐ回復魔法を!」



カオリはすぐさまリーシャに指示を出す。



「はい!《天使の聖域ホーリーサンクチュアリ》!」



だがここでおかしな事がまたもおきる。今まで電撃を受けてもリーシャの回復魔法で治っていたが、今回は回復魔法を行っても、誰も起き上がらなかった。



「!? 、、、怪我人を連れて一度退避だ!」




デノンハウザーがこの状況はまずいと判断し、一度退く選択肢をとる。その判断に皆従い、親羊からの追撃をいなしながらも怪我人を連れて下がっていく。










「やはりあの電撃を初見で見極めるのは無理だったようねぇ〜」

「勘のいい耳長族(エルフ)がいち早く気づかなければ、全滅していただろうな」

「それに気絶させるだけに特化する代わりに回復不可を付与するなんて、狡いですよね。人数の多さが仇となりましたね」

「あの憎たらしい笑みはムカつくよな!」




五将血鬼は、気絶している者を必死に守り連れながらも、下がっていく者達を見ながら会話していた。




「放った針が避雷針の役割を果たしているなんて、普通わからないものねぇ」

「ヘクター殿どうしますか?親羊と戦闘しているものはともかく、仔羊を抑えているチームはかなり押されてると思いますが」

「カイルー!!!漢見せろぉ!!」




親羊との戦闘が長引く分だけ、負担は仔羊を必死に抑えているチームにいく。最初は何とか耐えていたものの、数が数だ。




今の段階でも脱落者は10名を越している。



「やはりまだ早かったか。プリシラとゲーテは仔羊を抑えているチームのフォローに、私とシャーリーは親羊のチームに向かうぞ」



ヘクターはここらへんが潮時だろうと感じ、助けに向かおうとした。





「まだだ」

「続行よ」




その行動を遮ったのは、敬愛する主と、魔王を単独で倒した人間だった。




「アリステラ様。お戻りでしたか」



「ただいまヘクター、それに皆も。助けに行くのはまだ駄目よ」



「な、何故でしょうか?状況的にはかなり厳しいものだと思われますけど」



「まだアイツらはやれる。死地の中で本当の力が試されるんだ。もう少し見守ってやってくれ」




ヘクターは何を勝手なことをと言うとして、ギマンを睨もうとした時、最初に見た時と明らかに成長していて、自分よりも遥かに強いだろうと感じさせるオーラを出しているのを見て、黙り込む。



「お兄さん物凄く強くなってるんだけど、アリステラ様どんな魔物を相手にさせたんですかぁ〜?」

「これは凄いですね。五将血鬼全員でも勝てるかどうか...」

「おぉー!流石はカイルが認めた男だ!」



それは他の五将血鬼も感じたのか、ギマンの変わりように驚いた。



「あぁこの女酷かったぞ。いきなり...」

「フフッ、秘密よ」



ギマンが愚痴ろうとした所をアリステラの人差し指でブロックされた。



「ヘクター。何かあれば私達が出るから問題ないでしょ?」

「はい。問題ありません」




ギマンはともかく、敬愛する主にそう言われたらヘクターは従うしかなかった。




✩皆様にお願い✩


ページ下部にある★★★★★マークの所を1〜5まで評価して欲しいですm(*_ _)m



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