表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/152

102話 魔王と全貌

お読み下さりありがとうございます!

102話




「やっぱり人類領の紅茶は美味しいわね。特に最高級ともなると格別ね」



アリステラはデノンハウザーが用意した紅茶を飲み、満足そうに感想を述べる。




「ヘクターあれを王達に渡しなさい。さっきの非礼を詫びて、私からのささやかなる情報よ」




ヘクターは内ポケットから1枚の紙を取り出し、デノンハウザーへと渡す。




「こ、これは! 良いのか?こんな情報渡して」




その紙を見たデノンハウザーは驚き、アリステラを見る。




「フフッ。別にその程度の情報渡したところで何にもならないわよ」




「わかった。皆も見てくれ」




デノンハウザーは渡された紙を机に置いた。



そこに書かれていたのは、スイエルから貰った魔王の情報の完全版だった。





序列1位 『堕天(だてん)堕天使(だてんし) ルシファー


序列2位 『哮狛天(こうはくてん)神殺しの狼(フェンリル) ヴォルフ


序列3位 『哀艶天(あいえんてん)真祖の吸血鬼(トゥルーヴァンパイア) アリステラ=クドゥルフ


序列4位 『暁天(ぎょうてん)夢魔(むま) エンプーサ


序列5位 『霜嶺天(そうれいてん)霜の巨人(しも きょじん) ヨトゥン=アーベル


序列6位 『樹老天(じゅろうてん)樹木の精霊(トレント) オノドリム


序列7位 『混交天(こんこうてん)雑種(ミックス) サーディーン


序列8位 『妖奏天(ようそうてん)妖声の魔物(セイレーン) シレーネ


序列9位 『煌灯天(こうとうてん)鬼火の提燈ジャック・オー・ランタン ウィル・ザ・ウィスプ


序列10位 『執騎天(しっきてん)首無し騎士(デュラハン) ベルナルド=アパチッキ


序列11位 『喘妲天(せんだつてん)白面金毛(はくめんこんもう)九尾の狐(きゅうび きつね)タマモユララ


序列12位 『鴉境天(あんきょうてん)鴉天狗(からすてんぐ) クラマ=カルラ


序列13位 『幽幻天(ゆうげんてん)二重複体(ドッペルゲンガー) ナナシ


序列14位 『帽赥天(ぼうけきてん)残忍な妖精(レッドキャップ) ロート=ルブルム


序列15位 『牛怪天(ぎゅうかいてん)牛頭鬼(ミノタウロス) アステリオス


序列16位 『蛇礫天(じゃれきてん)石の女王 (メデューサ) ローザリンド





これが十六天魔王の全貌か...。




俺も含め王達もあまりの情報量の多さになにから処理したらいいか困惑していた。




しかし、故郷を追われた4人の王は、見覚えのある魔王に憎悪する。




「このロート=ルブルムってやつ、私の故郷を無茶苦茶にしたやつだわ。赤い帽子を被って印象的だったから覚えてる...許さない」




耳長族(エルフ)の王ティターニアは序列14位『帽赥天(ぼうけきてん)』の名前を見て、怒りを露わにする。




「.......ヴォルフ」



初めて獣人族(じゅうじんぞく)の王ハイゼルの声を聞いたかもしれない。



どうやら獣人族(じゅうじんぞく)の故郷を襲ったのは序列2位『哮狛天(こうはくてん)』 ヴォルフのようだ。



その小さな呟きの中に込められた想いはどれほどのものなのか。ハイゼルが怒りで震えているのを見ると言わなくてもわかる。




「ワシの所を襲ってきたのは巨人じゃった。てことはこのヨトゥン=アーベルってやつか。苦楽を共にした鍛冶師達の恨み必ずとってやる」




小人族(ドワーフ)の王ガルバンも亡くなった者達を思い出し、仇を取ると誓う。




「私ははっきり覚えています。あれは天使族の堕ちた姿、堕天使ルシファー。同胞を殺す度に愉悦の声をあげて、私達を恐怖へと陥れた。スイエルからも聞きました。堕ちた者は必ず私が浄化してさしあげましょう」




あまり負の感情を出すことのない天使族の王セラフィムがこの時だけは、おっとりとした顔が鬼のようになっていた。




「皆、気持ちはわかるが今はその感情を抑えるのだ」




さっきまで優雅にお茶をしていた空気が今は、憎みと怒りの感情で渦巻いているのを感じたデノンハウザーが釘を刺す。




「よくあんた平静でいられるわね。1番被害受けてんの人族じゃない。少しはこういう気持ちにならないわけ?」




デノンハウザーの言葉を無視して、ティターニアが感情をぶつける。





「なってないと思うのか?ティターニア」




デノンハウザーは平静を装いながらも、強く握り締めすぎた両手から血が出ていた。




その様子を見たティターニア達は怒りの感情を沈める。




「悪かったわ。あの時の事を思い出したらついね」




「わかっておる。魔王よ、すまぬな」




「いいえ、大丈夫よ。それで何か質問はあるかしら? 答えられる範囲なら答えるわよ」




アリステラは空気が悪くなろうが、優雅に紅茶を飲んでいた。




ここで俺は気になる事を質問してみた。




「魔王の情報はわかったが、魔神の情報はどうなんだ?」




俺の言葉にアリステラはティーカップを置き、真剣な表情になる。




「全くないわ。ワイズウェインのことなら少し知っているけれど、それ以外の7人の魔神の事はさっぱりよ」




やはりそう簡単にはいかないな。


✩皆様にお願い✩


ページ下部にある★★★★★マークの所を1〜5まで評価して欲しいですଘ(੭ˊ꒳ˋ)੭✧



執筆の励みになります!!



【ブックマーク】【感想】もお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ