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えっ?もふもふなのにスライムなの?!~可愛いスライムと行く異世界旅~  作者: 猫野 伽羅


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ギルドカードが新しくなりました

 冒険者ギルドを出て、宿に向かう。


「ハルちゃん!」


 とキャルさんにもむぎゅーとされた。


「キャルさん、ただいまです。ご心配おかけしました」


「無事で良かったよ。ギルドには寄ってきたのかい?」


「はい、サラさんにもむぎゅーとされてきました」


 2人で笑って、キャルさんには頭をなでなでされた。


「サラもかなり心配していたからね。本当に無事で良かったよ」


「ありがとうございます。あっ!新しく獣魔が増えたのですが、大丈夫ですか?」


「おや、今度はウサギみたいでまた可愛い子だね。追加でお金は必要ないから大丈夫だよ」


『ベリーだぴょん。よろしくだぴょん』


「ベリーちゃんだね。私はキャルだよ、よろしくね。ひぃろちゃんも無事で良かったよ」


『ありがとうくま~』


 2人とも嬉しそうに飛び跳ねている。


「夕飯までのんびりしてなね」


「はい、ありがとうございます」


 お部屋に戻ると、ひぃろとベリーとベッドの上で、のんびり遊んでお昼寝をした。

 

 起きたらすっかり夕方の日差しになっていた。やっぱり、いろいろあったから疲れたんだろうな。

 まだ寝ているひぃろとベリーを少し眺めてから、起こしてお夕飯に向かう。


 3人になったから、1人前追加で注文させてもらった。これでひぃろもベリーも沢山食べられるかな。

 今日は、オーク肉のステーキとスープとパンだった。これ好きだから嬉しいな。まだオークには遭遇していないけど、お肉欲しい。いたら積極的に狩っちゃおう。


 みんなで美味しく食べて、食器もお片付けしてビスさんにもご挨拶しておいた。今日もとても美味しかったので、そのお礼も言って部屋に戻る。


 「明日は冒険者ギルドに行かないとだね。依頼の達成とポーションも買い取りして貰っていないしね」


『わかったくま』

『わかったぴょん』


「2人は明日何がしたいかな?明日はのんびり街にいる予定だけど」


『美味しいもの食べたいくま~』


『美味しい物食べたいぴょん!後は、何があるか分からないから任せるぴょん』


「そうだね、ベリーは街初めてだものね。いっぱいお散歩しようね」


『ハル、ありがとうだぴょん』


 パンもだいぶ減ってきたので、追加で少し多めに作っておいた。

 錬金が調理になっている気がするくらい、食べ物ばかりだな~。でもジャムとかも一瞬で出来るからとてもありがたいし、思ったように出来るのがとても楽しい。


『ハルの美味しいパンはそうやって作っていたぴょん?』


「そうだよ。パンのふわふわの素を作ってからパンを作っているんだよ。おいしくな~れの魔法付きだよ」


『ハルの魔法もすごいんだぴょん!』


『ハルの魔法は美味しいくま!』


「お、美味しいのは素敵だね」


 ひぃろ、それはなんだか違う気がするよ? でも、目をきらきらさせて可愛いから、そのまま突っ込まないでおいた。可愛いも美味しいも正義なのだ!


 錬金が終わったので、2人をむぎゅむぎゅして寝る事にする。


「ひぃろ、ベリーそろそろ寝ようか。むぎゅーってしていい?」


『もちろんくま~』

『いいぴょん』


「ふふ、2人とも可愛いな、大好き」


『ぼくも大好きくま~』

『私も大好きだぴょん!』


 2人そろって飛び込んできてくれたので、むぎゅむぎゅなでなでしながらみんなで一緒に眠った。


 昨日は早く寝たので、今日は少し早く目が覚めた。ひぃろはベッドから落ちていた。ベリーは足元にいた。2人とも寝相が……。

 眺めていたら、2人も起きたので挨拶をして着替えて準備をする。


「おはよう、準備が出来たら朝ごはんだよ」


『ハル、おはようくま』


『ハル、おはようだぴょん』


 2人を抱えて階段を降りられなかったので、2人には自分で階段を降りて貰ったけれど、ぽよんぽよん上手に階段を下りていく。転がり落ちなくて良かった。


 キャルさんとビスさんに挨拶をして、ご飯を1人前追加して貰って一緒に食べる。今日の朝ご飯は、ソーセージとオムレツ、パンとスープだった。いつも通りとても美味しい、2人も美味しそうに食べている。


 食べ終わってキャルさん達にご挨拶して、冒険者ギルドへ向かった。ギルドのドアを開けると、サラさんと目があった。


「サラさん、おはようございます」


 ひぃろとベリーは危ないので、カウンターの上に乗せてあげた。


「ハルちゃん、ひぃろちゃん、ベリーちゃんおはよう。ゆっくり休めたかしら?」


「はい、いっぱい寝ちゃいました。一旦買い取りカウンターへ行ってきますね」


「えぇ、行ってらっしゃい」



「ブラウさん、おはようございます。いっぱいあるのですが……」


「ハルおはよう。こっちに来て出してくれるか?」


 と、倉庫にもなっている場所に案内してくれた。そこにゴブリンの討伐証明のカードとゴブリンキングの素材も出していく。

 急いでアイテムボックスに詰め込んだからちゃんと見ていなかったけれど、ゴブリンキングの素材は魔石、皮、剣だった。


「ハル……おまえさんまだ赤カードだよな? なんでこんなにある上にゴブリンキングなんだよ!」


 私もそんなにあるとは思わなかったけれど、ゴブリンの討伐証明のカードが147個もあるなんて……。


「私もそんなにあるとは思わなかったです」


「ゴブリンキングの素材は買い取って良いのか?」


「はい、特に必要ないのでお願いします」


「後、ポーションも30本ずつあるのですが、買い取り出来ますか?」


「おぉ、それは助かる。もちろん買い取るぞ! ありがとうな」


 喜んで貰えるとやっぱり嬉しい。怪我がきちんと治るように早く中級、上級を作りたいね。


「全部で金貨1枚、小金貨4枚、銀貨7枚だな」


「金貨! え、そんなに高かったの?」


「ゴブリンキングの魔石が高いからな」


「なるほど。ありがとうございます」


 これでかなり潤ったので、また色々買って、ひぃろとベリーに美味しい物作ってあげられるね。美味しいもの沢山食べよう。そろそろ次の街を目指してもいいな。


「サラさん、終わりました。あれ、ギルマスもおはようございます」


「ハルちゃん、カード貸して貰ってよいかな」


「はい、どうぞ」


「ありがとう、ハルちゃん、ランクアップおめでとう」


 赤い冒険者カードをサラさんに差し出した。どうしたのかと思ったらランクアップらしいです。


「えぇ!つい先日上がったばっかりですよね」


「ハル、当たり前だろう。ゴブリンキングをソロで倒してるのにEランクなわけないだろう。今日からCランクな」


「えぇぇ! Dランクは…?」


「Dランクがソロで倒せるわけないだろう。Cランクでもソロは無理だろうがな。まぁ、俺のギルマス権限でCランクだ」


 まさかそんなにランクが上がるとは……。赤いカードから黄色のカードになりました。


「あ、ありがとうございます。びっくりしました」


「後は他の冒険者を助け出した功績もあるのよ。でも本当に無理しちゃだめよ」


「はい。後、地図って売ってますか?」


「ここら辺の地図とこの王国の地図もあるけど、どっちが良いかしら?」


「両方お願いします。そろそろ、他の街にも行ってみようと思って」


「両方で小銀貨2枚よ」


 小銀貨2枚を出して地図を貰う。宿に帰ったら見てみよう。


「ハルちゃん、旅に出る予定なの?」


「はい、世界中を旅してみたくて……」


「そう、寂しくなっちゃうわね……。でも世界を見るっていう目標はとても良いわね、応援してるわ」


 サラさんは寂しそうにしながら、ひぃろとベリーを撫でている。


「またそのうち戻ってきます。サラさんにも会いたいし。」


「ふふ、嬉しい事を言ってくれてありがとう。いつ頃出発の予定なのかしら?」


「たぶん、2~3日くらいだと思います」


「そう、わかったわ」


「まだどこに行くか決めてないので、地図をみて決めようと思います」


 宿に戻ったら地図を見てルートを決めよう。王都も行ってみたいな。ここよりもきっと大きいのだろうし。

 ギルドでの用事が終わったから、次はベリーに街を見せてあげないと。

読んで頂き、ありがとうございます

ブックマークや☆での応援ありがとうございます。とても励みになります。


少し下に☆で応援出来るの所があるので、応援して頂けると嬉しいです。

頑張って毎日更新続けます。


ひぃろとベリーもコロコロ転がって喜んでます。

「応援ありがとうくま~♪」

「ありがとうぴょん♪」

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