番外編18 進撃の猫
ある貴族の妄執シリーズ後日譚。
なんか長くなっちゃった。
色々と暴走していますが、深夜の執筆テンションのせいです。
番外編18
「――はっ!?」
天蓋つきのベッドで跳ね起きる老人。
何故か荒れている呼吸を落ち着かせながら、辺りを見回して状況を把握しようとするが上手く頭が働かない。
とりあえず、わかったのは今が深夜という事。
見回す部屋に灯りはなく、窓の外は暗闇に閉ざされている。
「何が……?」
彼の記憶は不自然に途切れていた。
スレイア国王――イソニアは戸惑いに眉をしかめる。
人を呼べばすぐに誰かが来るだろうが、自らの職責の重さを知る彼は臣下に無様な姿を見せるを良しとしなかった。
ゆっくりと記憶の尾を追いかける。
「最近は仕事量も減っていた。倒れるなどなかったはずだが……」
幼馴染みの復帰によって、膨大な政務が整理されたおかげだ。
優先順位が明確になり、彼でなくとも判断できる懸案は処理され、面倒な貴族の勢力争いなども硬軟織り交ぜた交渉で片づける。
実に有能な男だ。
「以前は満足に睡眠時間も確保できなかったが、今は安定して一日三時間は眠れるようになったからな」
ちなみに、休日はない。
なのに彼は、しみじみと、しかし、心の底から幸せそうに呟く。
あまりにも低すぎる幸せの基準値。
臣下が彼の呟きを聞いていたら滂沱の如く涙を流していただろう。
ともあれ、状況は改善されていたというのに、イソニアは前後の記憶をなくして眠っていた。
つまり、倒れたわけだ。
「最近あった事と言えば……始祖様、か?」
真っ先に浮かぶ。
何しろ実績が違う。イソニアが過労に陥る原因の半分は彼の人に起因するのだから、最有力容疑者だ。
「始祖様というと……ああ。商売をしたいと言っていたな」
「先輩の商売を手伝いたいんですよ」
二月前の出来事だった。
珍しく真っ当に面会を求めてきた第八始祖を謁見の間に迎え、多くの臣下が同席する中で対面した。
学生時代の友人と共同で商売を始めたいという。
元より世界を救った人間だ。本来ならもっと多くの褒賞を与えるべきなのだが、当人が地位にも名誉にも興味を持たないため、満足に働きに報いる事もできていなかった。
商売の許可ぐらい問題ない。
友人というのも地方のダイム準男爵。
滅多に自領から出る事もなく、土地は貧しいながらも堅実かつ誠実な統治で運営しているという報告を聞いている。
大河の対岸の妖精族との関係も極めて良好であり、周囲の貴族ともバランスよく付き合っているとか。
風体に関して意味不明な報告もあるが、概ね好人物であろう。
「あい。承知しました。何かしら便宜を図りましょうか?」
初期資本を融通する。税をかけない。王室御用達にする。これぐらいの計らいはできる。
特別扱いに他ならないが、相手は掛け値なしの特別な人間だ。ありとあらゆる意味で。
「いえ、特別扱いはなしで。個人の趣味の意味合いが強いんで」
稼ぎを期待しているわけではないと。
まったく無欲な男だ。
だからこそ、扱いづらいとも言えるが、数多いる馬鹿貴族よりは遥かにいい。
「では、余の認可済みという事で、優先的に許可する事に致しましょう」
「ありがとうございます。あ、これお土産なんですけど、良かったら使ってください」
そう言って第八始祖が包みを差し出してくる。
本来なら事前に中身を検め、人伝に渡すものだが、相手はその気になれば王都を魔法の一つで壊滅できる存在。
警戒するだけ無駄だ。
元より始祖への尊敬が根づいているので、同席した臣下の誰もが咎めなかった。
「……おぅ」
イソニアは唐突に天を仰いだ。
包みを受け取った際に、僅かに中身を見えたのだ。
茶色い毛並みの猫耳としっぽ。
猫や猫妖精や猫の亜人を心より愛しているとは知っていたが、ここまでとは想定していなかった。
『愛猫』のシズという二つ名が脳裏に浮かんだ。
素人目に見ても恐ろしく技術の粋を集めているのがわかってしまい、ますます言葉にならない気持ちが溢れそうになっている。
彼はこれを国王に渡して、どうするつもりなのか。おそらく、あの顔は何も考えていない。もらったら嬉しいものをプレゼントして、『喜んでもらえるかなー』ぐらいの気持ちだ。そもそも使えと言っても、これをどう使えと言うのか。一国の王が猫耳としっぽをつけて政務に取り組めと? 外交の場に立てと?
彼が葛藤している間に周囲では臣下たちがざわめいている。
単純に考えれば第八始祖からの献上品。その価値は計り知れず、様々な思惑が飛び交うのも無理はない。これは国宝として王家に代々伝えていかなくては、などと言う者までいる。
イソニアが天を仰いでいるのも感極まったと誤解していた。
だが、中身は猫耳としっぽなのだ。
感極まっているのは確かにその通りだが、感情の方向性が致命的に違う。
それでもこの場を収める必要があった。王として、第八始祖の体面を守りつつ、だ。
ちょっと泣きたくなりながらも、イソニアは辛うじて威厳を保ったまま答えた。
「これは、その、大変――大層な品を、ありがとうございます」
「いいえ。それじゃあ、今日はこれで」
意気揚々と退席する第八始祖の背中を見送り、イソニアは深々と溜息を吐いた。
妙な事にならなければいいな、と。
そして、ひと月が過ぎた頃、奇妙な噂が国王の耳まで届いた。
曰く、猫耳としっぽの集団が急増している、と。
奇しくも報告を受けた時、イソニアは腹心のアランと先日の猫セットについて対応を協議していた。
協議の最中、定時の報告書が届き、そちらに目を通したら書いてあったのだ。
その、不穏な報告が。
「猫耳としっぽの集団?」
「……始祖様に違いありませんな」
揃って溜息が零れた。
両者の見解はすり合わせるまでもなく一致した。こんな馬鹿馬鹿しくも、壮大な話は彼に他ならないと。
いつまで嘆いていても事態は改善しないと、気の進まないまま報告に目を通す。
「南部と、北東部。見事に始祖様が商売を開始した地域が合致しておるな」
「しかし、広がり方が急激では?」
「ぬう」
アランの指摘にイソニアは渋い声を上げた。
確かにアクセサリー(?)の流行にしては著しい。
以前より改善されたとはいえ、都市から都市の輸送も情報伝達もまだまだ時間が掛かる。一月という短時間では異様な広がり方だ。
その答えは報告に含まれていた。
「どうやら始祖様があちらこちらに出没しているらしい」
世界一の偉人でありながらフットワークが軽すぎる。
しかも、そうして何をしているかと言えば猫セットの販売だ。
下手すれば物流業界を崩壊させかねない移動能力。それをこれでもかとばかりに無駄遣いしていた。
「それに値段もこれ程安価ならば庶民でも手が出せるのか」
続きを読んだアランが頷く。
値段設定が異様に安い。
売られているのは手元にある猫セットと同様の品らしい。
珍しい魔物の素材などがふんだんに使用されているため、もっと高額で売らなければ赤字だろうに。
本気で利益を出すつもりはないのか。
「いや、恐らく素材は始祖様が用意しているのだろう」
「材料費がなく、輸送費も不要。となると、この値段でも赤字にはならない、か」
ともあれ、服飾の流行り廃りに口を出すのは無粋だろう。
始祖の意向は違うだろうが、うまくいけば妖精族との融和の一助になるかもしれないという下心もある。
新しく立ち上げた諜報機関の試用運用のため、奇妙な出来事があれば報告するようにしていたので、今回は王の耳にも届いたが、本来ならば気に留める事はない話だ。
二人は手元の猫耳セットを国宝にするべきか否かについて協議を再開した。
「そうだ。思い出したぞ!」
イソニアは回想から記憶を呼び戻され、現状に顔面を蒼白させた。
ベッドから這い出るなり、最低限の身嗜みを整えて寝室を飛び出る。
「陛下!」
「陛下! お目覚めになられましたか!」
「いけません! すぐに動かれては!」
警護の近衛兵が驚き、控えていた宮医が慌てるが気遣う余裕もない。そのまま早足で目的地に向かう。
その最中でも思い出すのは事件について。
事態が動いたのは隣国からの報告だった。
猫耳としっぽを付けた集団が街道を走り回っている、という正気を疑う内容だった。
実際、彼はブラン大使の顔を三度は見た。
いつぞやのように王族を無視した企みではないかとまで疑った。
しかし、ブランからの使者は極めて真剣であり、また企みにしては内容が内容だ。混乱させるのが目的なら効果的に違いないが、意図がわからない。
改めて親書に目を落とし、五度ほど読み返して、後ろに控えたアランに渡す。
彼も同じように幾度も読み返した末に、眉間を押さえながらも頷いた。確かにブランの双武王からの物である、と。
既に原因には心当たりはあったが、その原因と結果が結びつかない。
イソニアは溜息を胸の内に収めながらも、毅然とした態度を崩さずに問いかけた。
「して、使者よ。この度の騒動をブランとしてはどう考えておる?」
「はっ。おそらく、第八始祖様を信仰する者たちの暴走であるかと」
案の定、出てきた名前。
原因はわかっていた。
世界の救世主だ。信仰されるのも理解できる。
だが、それが如何にして猫耳としっぽを装着した集団の暴走に繋がるのか。
既にブランでも調査していたのだろう。
使者は問われる前に言葉を続けた。
「以前より我が国には始祖様を崇拝する者たちが、伝説の地を訪れ、その偉業を少しでも体感しようという動きがありました」
知っている。
何せ王都にも始祖所縁の名所がいくつもあるのだ。
人気の差こそあれ、多くの人々が訪れ、拝み、祈る姿はどこでも見られる。
中でも元王宮にある記念公園は最も人気が高い。
「その中にはシズ街道を走るというものがありまして……」
「よい。わかった」
口上を止める。
言葉で聞いたら今度こそ溜め息を隠せそうにない。
つまり、過激な始祖崇拝者たちが度を越えて活動しているわけだ。
大陸中に刻まれたシズ街道は運送の要になっている。
そんな場所で集団が走り回ればどうなるか。
事故が起き、不要なトラブルが発生するに決まっていた。
「しかし、急に何故?」
「おそれながら、陛下」
発現の許可を求めてきたアランに頷く。
頭痛を堪えるような表情のアランだが、言葉だけは淡々と紡いだ。
「今までは偏在した崇拝者が、始祖様のシンボルを得た事で団結したためかと」
なるほど。
第八始祖が猫を愛する事は有名だ。二つ名を持つほどなのだから、多くの者が知っている。
そこに始祖が直々に象徴ともいえるアイテムを広めたのだ。崇拝者たちは挙って買い求めただろう。
しかも、共通のシンボルを得た事で団結心が強固になり、今まで表面化していなかった崇拝者たちまで呼び起こしてしまったわけだ。
そして、集団が大きくなれば大きくなる程、周囲への影響は大きくなる。
それまでは少数で行われていた奇行も、集団になれば暴動一歩直前だった。
おまけに、集団心理はタブーを破るきっかけになりやすい。一人では怖くても、皆と一緒ならという誤った協力姿勢だ。
「双武王には委細承知の旨、伝えよ」
「はっ。この身命を賭して」
双武王は第八始祖の教え子。
対処には慣れているだろう。
あまりに若い男女、しかも、二人の武王の即位。
初めにそう聞いたイソニアは不安に思ったものだが、今代に限れば第八始祖に対処できる人材が王位にあるというのは大切な事ではないかと思い直していた。
「アラン。至急、各地の領主に調査するよう命じよ」
「はっ」
「騎士団長はそれぞれの騎士団に通達後、各都市へ向かえ。私兵の手が回らぬ町が優先だ」
「直ちに」
「将軍。軍は街道を中心に見回りを。他の場所にも人員の配置を怠るな」
「拝命しました」
「他の者も事態の収拾に動け。よいな?」
「「「はっ!」」」
一斉に臣下たちが動き出す中、イソニアは目元を手で覆いながら思う。
最善は尽くす。
最善は尽くすが。
「ダメなのだろうなあ」
幸い、そんな弱音が臣下に届く事はなかった。
そして、十日後。
王都の中央公園が大量の猫で溢れかえった。
久々の三日完徹の朝。
イソニアは珍妙な報告を受けた。
中央公園、第七始祖の木の周囲で、猫の集団が踊り狂っていると。
「猫の集団だと? それは猫耳としっぽではないのか?」
なんの確認をしているのか、意味不明というなかれ。
睡眠不足のイソニアこそ、そう思っているのだ。
しかし、アランが整備した諜報機関は情報を正確に伝えるよう徹底している。そんな彼らが報告を間違えるとは思えなかった。
「はっ。確かに、その……猫、でした。随分と、巨大でしたが」
機関の代表を任せた青年は油汗を浮かべ、らしくもなく言葉に迷いながらも、確かに肯定した。
彼の生涯でも国王にこのような報告する機会は二度とないだろう。
というか、あってほしくない。
「そうか。よい。下がれ」
青年を退室させると、執務室に重苦しい空気が漂う。
「やはり、そうか?」
「それ以外にないだろう」
敢えて明言は避けているが、両者とも同じ結論に達していた。
例の暴動がスレイア王国でも発生したのだ。
「しかも、猫だと? 進化したのか?」
「いや、限定で着ぐるみが販売されたという報告がある。ダイム準男爵の特注品らしい。かなり高額の品だったらしいが、完売したそうだ」
「それか。となると、まさか」
「最悪、百体の猫の着ぐるみ集団が公園で踊り狂っている事になる……」
狂気の沙汰だった。
そんなものを目撃して、上司に報告しなければならなかった青年が憐れでならない。
匠の技でやたらとリアルな着ぐるみになっているため、知らぬ者が見たら腰を抜かすだろう。
妖精族との融和どころか、排他に世情が流れかねなかった。
「こうなっては致し方あるまい。騎士団に鎮圧を命じよう」
「イソニア。それは早計かもしれんぞ。相手は始祖崇拝者。扱いを誤ればスレイア王室は始祖様を蔑ろにしていると取られかねん」
「しかし、捨て置くわけにはいくまい。万が一、あの木を傷つけようものなら始祖様が怒り狂うぞ」
「そのような事、崇拝者ならば知っていよう」
「知っていたところで熱狂の果てに事故を起こす可能性はある。そも始祖様のお気持ちを考えれば彼の場所で踊り狂うなど有り得んぞ! 最悪、暴徒を誘発させようとしている人間が混ざっているかもしれん!」
「それは……そうだが、やはり鎮圧ではダメだ。陰謀を疑うならば、王室と始祖様の離間を狙っているともとれる。ここは説得させよう」
「誰が行く? その集団を説得できる者がいるのか?」
「……始祖様が適任だろうが、下手すれば収拾がつかなくなるかもしれんし、都合よく王都に来るとも限らんか。ならば、学園のソレイユ嬢はどうだ?」
「娘を利用したとあらば、始祖様も良い顔をせんだろう」
「そもそもが始祖様に起因する騒ぎだ」
「……いや、ダメだ。娘とはいえ、面倒を押し付けるのは道理が通らん」
「ならば、どうする?」
妙案が出ぬままに沈黙が落ちる。
時間はない。
未だ早朝の時刻。
そのために事態が知られていないが、人目が増えれば状況は悪化する一方だろう。
早期の事態収拾が求められた。
しかし、無情にも新たな一報が届く。
先程の青年が無礼寸前の勢いで執務室に訪れた。
「陛下っ! 陛下、急報でございます!」
「静まらんか! それでも諜報を司る男か!」
アランが一喝し、蒼白だった青年が僅かながらも落ち着きを取り戻す。
それでも表情から焦りは消えない。
イソニアは嫌な予感が腹の底から湧きあがってくる感覚を覚えた。
「よい。何事だ?」
「ラピス様が、騒ぎに参加しております」
イソニアは鷹揚に一つ頷いた。
世の真理でも悟ったような澄んだ、穏やかな表情だった。
そして、吐血した。
椅子ごとばたりと倒れ、そのまま意識を失ってしまう。
血の気のない顔という言葉がこれほど似合う顔色はなかっただろう。
「へ、陛下ああっ! 陛下! お気を確かに! イソニア! イソニア! 目を覚ませ!」
「誰かああっ! 宮医を! 宮医を呼べ!」
その日、王都が揺れた。
そんなこれまでの経緯を思い出したイソニアは執務室に向かう。
あれからどれだけ日が過ぎたのか、事態はどうなったのか、知るためには執務室に行くのが一番早い。
警備の近衛兵が驚いている間に執務室に飛び込む。
そして、彼は見た。
「アラン……」
大量の書類に埋もれながら、黙々と働き続ける親友の姿を。
蝋のように色の落ちた顔色。
痩せ細った体。
死体が動いていると言われれば信じてしまいかねない有様。
それでも、彼は手を止めずに、書類を処理し続ける。
余程、集中しているのか、極限状態に陥っているのか、イソニアに気付いていない。
「アラン」
イソニアが再び呼びかける。
すると、ゆっくりとアランが顔を上げた。
しばしの間を空けて、目の焦点が彼の主君に合うと、にやりと笑みを浮かべる。
「遅いぞ、友よ」
説明など不要だった。
彼の有様を見ればわかる。
あれは五日は徹夜した時の状態だ。
以前まではイソニア自身が同じ姿をしていたのだから間違いない。
倒れたイソニアに代わり、アランは不眠不休で働き続けていたのだ。
「ああ! ああ! 待たせた。すまない」
アランの手から筆が落ちる。
ゆらりと傾く体をイソニアは駆け寄り、支え起こした。
「イソニアがいない間の執務……できる限りは終えた。後は」
「わかっておる。皆まで言うな」
「……そうか。儂は、僅かでも、償えたのだろうか」
償いなどとんでもない。
彼が戻ってきてくれた。
それだけでイソニアがどれほど救われたか。仕事量的にも、精神的にも。
今回も彼がいなければ国が傾いていたかもしれなかった。
「危急の時に倒れる無様な王には過ぎた家臣であり、友だ」
「後は、頼んだ」
アランは搾り出すように呟き、深い眠りについた。
いや、死んではいない。
顔色が白を通り越して、土気色になりかけているが。
後を追って来ていた宮医を振り返る事なく、イソニアは命じた。
「アランを休ませよ。よいな?」
医師として止めなくてはならない立場だったが、覇気のこもった声に否とは言えない。
彼は深く頭を下げた。
「承りました」
近衛兵にアランを託し、落ちた筆を手にイソニアは決意する。
胸に拳を当て、自身に宣言するように吼えた。
「スレイアは余が必ず守る!」
そのためならば、いかなる猫をも打ち倒す。
十日でも徹夜してみせよう。




