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誰も救えない僕が、それでも魔王と生きる話  作者: 霜月ルイ
リィナ編

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28/32

28.冬を手放す-3

 その日、部屋に入った瞬間、

 僕は「今日は違う」と思った。


 違いは、匂いに出る前に、先に身体に出た。

 寒さではない。疲れでもない。

 “遅さ”だ。


 扉を閉める音が、いつもより遅れて耳に届く。

 自分の呼吸が、やけに遠い。

 世界がひとつ、遅れてついてくる。

 そんな感覚。


 この家に通うようになってから、僕は何度も同じ朝を繰り返してきた。

 同じ道、同じ裏口、同じ匂い、同じ寝台。

 同じ「大丈夫」を積み重ねて、同じ「まだ」を握りしめてきた。


 けれど今日は、

 その“同じ”の中に、見慣れない空洞が混じっていた。


 部屋の静けさが、静けさのままではない。

 音が少ないから静かなのではなく、

 “音が奪われたあと”の静けさに近い。


 それが怖くて、僕は一瞬だけ立ち止まり、

 自分の手が震えていないか確かめた。


 震えていなかった。


 ――震えない。


 それが一番、怖い。

 怖いのに、身体が慣れてしまっている。

 怖いのに、手順だけは正確だ。

 怖いのに、今日もここへ来られてしまう。


「慣れたくない」と思いながら、

「慣れなければ守れない」とも分かってしまう。


 その矛盾が、胸の奥に重く沈んだまま、

 僕は寝台へ向かった。


 理由は分からない。

 空気の温度でも、匂いでも、光の具合でもない。

 ただ、胸の奥で、何かがひとつだけ強く鳴った。


 寝台の上で、リィナは目を閉じている。

 けれど、完全に眠ってはいなかった。


 眠りの質が違う、と僕は思った。

 これまでの眠りは、疲れが勝った眠りだった。

 今日の眠りは、たぶん――

 身体が“起きる理由”を、ひとつずつ手放している眠りだ。


 呼吸の間に、わずかな引っかかりがある。

 息を吸うたびに、胸のどこかが小さく抗って、

 吐くたびに、その抗いがほどけていく。


 彼女の頬に落ちる影は、冬の影だった。

 まだ雪は降っていないのに、

 その影だけが先に、季節を決めてしまっている。


 僕は、目を凝らすことをやめた。

 凝らせば凝らすほど、

 “違い”が増えてしまうから。


 痩せた。軽くなった。

 骨の位置が分かるようになった。

 唇の色が薄い。まつ毛が長く見える。

 呼吸が浅い。


 その全部に、名前を付けたくなかった。


 名前を付けた瞬間、

 それは“病状”になる。

 病状になった瞬間、

 それは“終わりの順番”になる。


 僕は、順番にしたくなかった。

 この人を、数えたくなかった。


 だから、ただ――

 目の前の彼女を、彼女として見た。


 呼吸が、いつもより深い。

 規則正しいとは言えないが、乱れてもいない。

 まるで、意識がどこか遠くから、ゆっくり戻ってきているみたいだった。


 僕は足音を殺して近づく。

 もうそれは、習慣になっていた。

 彼女を起こさないためではない。

 起きられないかもしれない現実を、刺激しないための距離。


 寝台の脇に立ち、顔を見る。


 頬はさらに削げ、

 唇の色も薄い。

 それでも、穏やかな表情だった。


 ――まだ、生きている。


 その確認を、心の中でそっと済ませる。


 声をかけるか、迷った。

 今日は、いつもより迷った。


「……リィナ」


 名前を呼ぶ声は、思ったよりも静かだった。


 返事は、すぐにはなかった。


 一拍。

 二拍。


 そして、ゆっくりと、瞼が動く。


 リィナの目が、開いた。


 焦点が合うまで、少し時間がかかる。

 それでも、視線は確かに僕を捉えた。


「……エル」


 はっきりと、そう呼んだ。


 息が、詰まる。


 ここまで明瞭に名前を呼ばれたのは、いつ以来だろう。

 声は弱いのに、意志がある。

 今までの「返事」とは、質が違った。


「うん」


 僕はそれだけ答えた。

 言葉を重ねる勇気は、まだない。


 リィナは少しだけ首を動かし、

 視線を窓の方へ向けた。


「……明るいね」


「今日は、雲が薄い」


 短い会話。

 それだけで、胸がいっぱいになる。


 沈黙が落ちる。

 けれど、さっきまでの沈黙とは違った。


 言葉がないのではない。

 言葉を、選んでいる沈黙だった。


 リィナが、先に口を開く。


「……ねえ、エル」


 その呼び方が、昔と同じだった。


「うん」


「……ちゃんと、聞いてる?」


 問いというより、確認だった。

 意識があるかどうかを、試すような。


「聞いてる」


 即答だった。


 リィナは、わずかに笑った。

 それは、安心した笑顔だった。


「……よかった」


 その一言で、僕は悟る。

 これは偶然の覚醒ではない。

 彼女は、話すために戻ってきている。


「……寒くない?」


 僕が尋ねると、

 リィナは、ほんの少し考えてから首を振った。


「……大丈夫。

 エルが、いるから」


 胸が、痛くなる。


 それは慰めではない。

 事実をそのまま言っている声だった。


 僕は椅子を引き寄せ、寝台のそばに座る。

 手を伸ばし、彼女の手を包む。


 椅子の脚が床を擦る音が、やけに大きい。

 その音だけで、彼女の呼吸が乱れたらどうしようと一瞬思う。

 もう、そんなことまで怖くなる。


 リィナの手を包むと、

 彼女の指は、驚くほど細かった。


 ――細い。


 その事実が、また喉に引っかかる。

 言葉にすれば崩れる。

 だから、触れることでしか確かめられない。


 僕は親指で、彼女の指の関節をそっと撫でた。

 恋人の仕草に似ている。

 けれど、恋人の仕草ではない。


 これは、確認だ。

 存在の確認。

 ここにいる、という確認。


 リィナは、手を引かなかった。

 拒まない。

 それが、彼女の優しさだと僕は知っている。


 拒まないのは、許しているからではない。

 拒む力を残していないからでもない。

 ただ、僕に“悲しい手”をさせたくないからだ。


 そういう優しさを、彼女は最後まで手放さない。

 それが、残酷だった。


 冷たい。

 けれど、確かに、そこにある。


「……ね」


 リィナが、静かに言った。


「今日さ、

 あんまり……疲れてない?」


 気遣いだった。

 いつも通りの、彼女の。


「大丈夫」


 そう答えながら、

 僕は言いかけてしまう。


「もし、もう少ししたら――」


 その瞬間、

 リィナの指が、わずかに動いた。


 僕の言葉を、止めるみたいに。


「……先の話は、しないで」


 言い方は、柔らかい。

 けれど、揺れていない。


 それが、彼女の意志の強さだった。


 リィナは、泣きそうな顔をしていない。

 震えてもいない。

 悲しいふりすら、しない。


 ――悲しいふりをしたら、僕が壊れる。


 彼女はそれを知っている。

 知っているから、最後まで“普通”の顔を作る。

 僕が守ってきたものを、僕に返すみたいに。


「ごめんね」ではなく、

「やめて」でもなく、

「しないで」とだけ言う。


 それは、僕の優しさに対する否定じゃない。

 僕の優しさを、最後まで優しさのまま置いておくための言葉だ。


 未来を語れば、未来が生まれる。

 未来が生まれれば、期待が生まれる。

 期待が生まれれば、別れが“失敗”になる。


 リィナは、別れを失敗にしたくない。

 愛を、失敗にしたくない。


 だから、未来の話を止める。

 それは、彼女の“愛の防波堤”だった。


 声は弱い。

 でも、はっきりしていた。


 責める調子ではない。

 怒ってもいない。


 ただ、境界線を引く声だった。


 僕は口を閉じる。


「……ごめん」


 反射的に、そう言ってしまう。


 リィナは、首を振った。


「謝らなくていい」


「……だって、

 今まで、そうしてくれたでしょ」


 未来を語らないこと。

 約束をしないこと。

 希望を、形にしないこと。


 それが、彼女を守ってきた。


「……ねえ、エル」


「うん」


「もしね」


 一瞬、言葉を探す間。


「もし……全部、違う形で、

 目を覚ましたとしたら」


 僕の胸が、強く鳴る。


「もし、

 前と同じじゃない身体で、

 同じじゃない時間に、

 同じじゃない場所で、

 “続き”があったとしたら」


 それは、名前を出さないままの“可能性”だった。


「……それでも、

 僕は、私だって思える?」


 問いは、静かだった。

 でも、刃のようだった。


 僕は答えられない。


「……私はね」


 リィナは続ける。


「今の私が、好きなの」


 それは、自己肯定ではない。

 事実の確認だった。


「エルと、畑で話して、

 暑いねって言って、

 疲れたら座って、

 ……こうして、今、ここにいる私」


 一つ一つ、

 失われてきた時間。


「それを全部、置いてきて、

 別の私になるなら」


 声が、少しだけ震えた。


「……それは、

 僕が知ってる私じゃない」


 僕の喉が、締めつけられる。


「エルが、好きになってくれた私じゃない」


 この言葉は、拒絶だった。

 でも、愛に満ちていた。


「私ね……」


 一度、息を整える。


「エルに、ちゃんと愛してもらえたって、

 分かってる」


 断言だった。


「同情じゃない。

 義務でもない。

 ……逃げでもない」


 その一つ一つが、

 僕の心を正確に撃ち抜く。


「だから、

 私が私じゃなくなる形で、

 生き残る必要はないの」


 彼女は、笑った。

 とても、穏やかに。


「だって、

 もう、もらったから」


「……何を」


 僕が、かすれた声で問う。


 リィナは、ゆっくりと答えた。


「生きた時間」


「愛されたって、確信」


「選んだっていう、実感」


 それだけで、

 十分だと言う顔だった。


「ねえ、エル」


 彼女の視線が、まっすぐに向く。


「救うことが、

 いつも、愛だとは限らないよ」


 その言葉は、刃なのに、温かかった。

 切り裂くための刃じゃない。

 僕の手から、危ないものをそっと取り上げるための刃だ。


 救いは、甘い。

 救いは、正しい顔をしている。

 救いは、結果だけを見れば美しい。


 でも、リィナは知っている。

 結果のために“自分”を差し出したら、

 その救いは、最初から愛じゃない。


 彼女が欲しかったのは、延命ではない。

 次の季節でもない。

 “勝ち”でもない。


 欲しかったのは、

 エルが見てくれた自分のまま、

 エルに愛されたまま、

 終わっていくことだ。


 それは諦めじゃない。

 絶望でもない。


 ――選択だ。


 リィナは、最後まで、

 自分の人生を誰にも渡さない。


 だから僕は、ここで初めて思い知らされる。

 救いたい、という気持ちは、

 相手の人生を奪う形でも発生するのだと。


 愛は、奪わない。

 愛は、選択を尊重する。


 そして、その尊重は、

 ときに“救わない”という形を取る。


 それが、どれほど苦しいとしても。


 その言葉で、

 僕の中の何かが、静かに崩れた。


 ――ああ、そうか。


 救いたい気持ちは、

 彼女を想っている。


 でも、

 彼女が“いまの自分”でいることを、

 壊してしまうかもしれない。


「私はね」


 リィナは、最後に言った。


「エルが好きな私のまま、

 終わりたい」


 それは、願いでも命令でもない。

 選択だった。


 彼女自身が、選んだ。


 言葉を言い切った瞬間、

 リィナの呼吸が、少し乱れる。


 疲れが、一気に出たのが分かる。


「……もう、

 少し……眠るね」


「うん」


 僕は、それ以上、何も言わなかった。


 言えば、彼女を引き留めてしまう。

 それは、もう許されない。


 リィナの瞼が、ゆっくり閉じる。


 手の中の温もりは、まだある。


 でも、彼女の意志は、

 確かに、僕の中に届いていた。


 ――救うことが、愛じゃない。


 ――愛することは、

 彼女の選択を、壊さないこと。


 僕は、手を離さない。

 でも、何も変えようとしなかった。


 それが、

 彼女を深く愛している証だと、

 ようやく理解したから。


 冬は、静かに進んでいる。


 選択肢は、もう見えている。


 見えている選択肢は、ひとつだけじゃない。

 禁術だけじゃない。


 “何もしない”こと。

 “抱きしめて泣く”こと。

 “取り乱す”こと。

 “最後の瞬間に、願ってしまう”こと。


 リィナは、それら全部から、僕を遠ざけた。

 遠ざけることで、僕を守った。


 僕が壊れるのは、リィナの前ではない。

 そう決めてきた人だ。

 でも、壊れない人間なんていない。


 だから彼女は、壊れ方まで選ばせようとしている。

 ――私の前では、壊れないで。

 ――私の前では、最後まで私を“私”として見て。

 そう言っている。


 残酷なのは、

 それが、彼女のためであり、

 同時に、僕のためでもあることだった。


 彼女は最後まで、愛してしまう。

 自分よりも先に、僕の痛みを心配してしまう。


 それが、リィナの愛だ。


 愛は、綺麗じゃない。

 痛い。

 苦しい。

 しかも、正しい顔をしているから、余計に逃げられない。


 僕は手を握り返した。

 握り返すだけで、声が震えそうになる。

 だから、言葉にしない。


 言葉にした瞬間、

 彼女の選択に、揺らぎが生まれる気がした。


 揺らぎは、優しさの形をしている。

 でもその揺らぎは、彼女を“彼女ではない場所”へ連れていく。


 リィナはそれを望まない。


 僕は、望まないことをしない。


 それが、愛だと理解したから。


 理解してしまったから、

 苦しさは消えない。


 消えないまま、

 ただ、守る。

 守る以外、できない。


 冬は、進む。

 静かに、容赦なく。


 それでも、

 彼はまだ、決断しない。


 リィナが眠る横で、

 ただ、彼女が彼女である時間を、

 守り続ける。


 リィナの呼吸が、ゆっくりと一定になる。


 眠りに落ちたのか。

 それとも、ただ目を閉じているだけなのか。


 もう、確かめない。


 確かめるという行為そのものが、

 彼女を“状態”にしてしまう気がした。


 僕は、しばらくそのまま動かなかった。


 手を握ったまま、

 視線を落としたまま、

 時間が進んでいるのかどうかも分からないまま。


 頭の中には、ずっと一つの言葉が残っている。


 ――もし。


 もし、禁術を使えば。

 もし、条件を満たせば。

 もし、代償を支払えば。


 もし、彼女が目を覚まして、

 もし、また歩けて、

 もし、また畑に出られて、

 もし、同じように笑えたら。


 その「もし」は、

 どれも甘くて、

 どれも正しく見えて、

 どれも人を納得させる形をしている。


 世界はきっと、許すだろう。

 家も、止めない。

 医師も、沈黙する。

 理由も、正義も、揃っている。


 ――それでも。


 僕は、ゆっくりと視線を上げた。


 窓の外は、冬の色だった。

 まだ雪はない。

 けれど、戻れない寒さだけが、確かにある。


 もし、禁術を使ったあとで。

 彼女が目を覚ましたとして。


 その目が、

「ありがとう」と言ったら。


 その瞬間、

 自分は救われてしまう。


 彼女を救った自分に、

 理由を与えてしまう。

 正当性を与えてしまう。

 “良い選択だった”と、言えてしまう。


 ――それが、何より怖かった。


 救われた自分が、

 彼女の言葉を上書きしてしまうことが。


 彼女が「私は私でいたい」と言った事実を、

 結果で塗り潰してしまうことが。


 僕は、ゆっくりと息を吸った。


 胸の奥が、ひどく痛む。

 でも、泣かない。

 ここで泣けば、それは“決断のための感情”になる。


 感情で選んではいけない。

 彼女が、そう教えた。


 僕は、ようやく理解する。


 禁術を使わない、という選択は、

 勇気でも、覚悟でもない。


 尊重だ。


 彼女が選んだ人生を、

 彼女が選んだ終わり方を、

 自分の願いで壊さないという、

 ただそれだけの行為。


 それは、

 何も得られない。

 誰にも褒められない。

 結果も、報われもしない。


 ただ、

 一生、残る。


 ――自分が殺さなかったのではなく、

 ――自分が、救わなかったという事実だけが。


 僕は、静かに、心の中で言葉を置いた。


 使わない。


 声にしない。

 誓いにも、しない。

 宣言もしない。


 それは決意というより、

 もう変えられない事実として、

 胸の奥に沈んでいく。


 彼女の人生は、

 彼女のものだ。


 自分の愛で、

 触れていい場所と、

 触れてはいけない場所がある。


 ここは、

 触れてはいけない場所だ。


 僕は、彼女の手を、ほんの少しだけ強く握った。


「……大丈夫だよ」


 誰に向けた言葉でもない。

 彼女にでも、自分にでもない。


 ただ、世界に対して。


 大丈夫じゃなくても、

 それを受け入れると決めた、という意味で。


 リィナは眠っている。

 彼女は、もう選んだ。


 僕は、その選択を壊さない。


 それが、

 彼女を深く愛した人間に残された、

 唯一の行為だった。


 冬は、進む。


 禁術は、使わない。


 救いは、選ばない。


 それでも、

 彼は、彼女を愛している。


 その事実だけを抱えて、

 僕は、今日も彼女のそばにいる。


 それが、

 彼女への、最後の誠実だった。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


冬は、何かを奪う季節ではなく、

「もう選べなくなること」を静かに突きつけてくる季節だと思っています。


リィナは救われたがっていません。

でも、愛されることを拒んでもいません。

その矛盾の中で、彼女は最後まで「自分でいること」を選び続けました。


エルの優しさは、

何かをしてあげることではなく、

何かを“しない”ことを選ぶ優しさへと変わっていきます。


それはとても苦しく、

とても残酷で、

それでも確かに、愛でした。


この物語が、

「救えなかったから無意味だった」のではなく、

「救わなかったからこそ残ったもの」があると、

少しでも感じてもらえたなら幸いです。


ここまでの感想や評価、レビューなどいただけると、とても励みになります。

もしよければ、言葉を残していってください。


冬は、まだ終わっていません。

けれど、確かにここまで来ました。


最後まで、見届けていただけたら嬉しいです。


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― 新着の感想 ―
リィナ、とても魅力的ですね。 かっこいい、という言葉しか思い浮かばないほどです。 それによって、自分がどうするか決めるエルも、素敵だなと思いました。言葉たらずな感想ですが、二人の選択を驚きと納得を感じ…
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