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俺流の徳川家康はこうだ! 未来を知る俺が尽くすならば、同じ悪役令嬢様ならば織田の姫様よりも今川の姫様の方に使える事にした!  作者: かず斉入道


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第71話 尾張の悪役令嬢様との思い出(54)

「いいの、吉姉さま?」


 俺は《《あの頃》》、毎日のように全敗をした者は、今晩の食事は抜きだと、《《尾張の悪役令嬢さま》》から聞かされていた。


 だから俺は吉姉さまが、俺への高待遇処置に対して驚愕し、動揺をするのだけれど。


「いいから、早く食べな、竹千代……。お腹空いているんだろう?」


 吉姉さまは、俺が狼狽しながら尋ねても、いつもさ、最初はさ……。


 アイツは《《尾張の悪役令嬢さま》》だから、最初は幼い俺へと女神さま……天女さまのような慈愛のある優しい笑みを浮かべながら、俺に夕飯を早く食べろと急かしてくれるんだよね。


 だから、《《あの頃》》はいつも《《尾張の悪役令嬢さま》》の女神の微笑みに騙されて。


「ありがとう、吉姉さま……。いただきます……」


 《《あの頃》》の俺はいつものようにアイツの裏の顔を知っているはずなのに、表の笑顔に騙され、《《尾張の悪役令嬢さま》》の配慮と善意……。


 まあ、阿保な幼い俺は、吉姉さまの表だけの優しさに感動しつつ涙をポロポロと流しながら。


「吉姉さま美味しい……。美味しいよ……。吉姉さま……」


 《《あの頃》》の俺は可哀想に……。《《尾張の悪役令嬢さま》》に騙されているとも知らずに、毎日のように嬉しそうに微笑みながらアイツに何度もお礼を告げながら食事を食べましたとさぁ……。


「そうか、それはよかったよ。竹千代……」


 吉姉さまの方も、その都度俺の頭を優しく撫でてくれたよ……。


 だから、《《あの頃》》の俺は心から嬉しかったんだと思うよ。



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