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第65話 尾張の悪役令嬢様との思い出(48)
それにさ? この状態を見れば誰でも想像はつくとは思うけれど、俺のグループはもう既に、森の蘭子と変わらぬ美貌を誇る森可成が既に吉姉さまに対して白旗を振り、降伏宣言をしているわけだから。
佐々成政も吉姉さまへと白旗を振り──降伏宣言をしたわけだから。
吉姉さま率いる長槍隊の次の目標──獲物はね。
このメンバーの中でも一番の年下の小姓になる俺だとわかっていたから恐れ戦き、ブルブルと身体を震わせながら俺はいつも後退りをおこなっていたよ。
でもさ、俺自身がいつまでも年上の吉姉さまや恒興、犬千代の兄ちゃん達に怯え震えていても拉致があかないだろう。
だから俺は《《尾張の悪役令嬢さま》》が佐々成政に集中して、あいつに荒々しい所業……。
そう虐めを歓喜しながらおこなっている織田信長と池田恒興、前田利家の虚をつく奇襲作戦を決行することを度々おこなった。
うりゃぁあああああああああっ!
わぁりゃあああああああああっ! とね。




