第40話 尾張の悪役令嬢様との思い出(23)
「恒興~、あっぱれ~。あっぱれ~! アーシは嬉しいぞ~。お主のように、こんな幼少期から下策! 奇策! を恥じることなく使用して負け戦を勝ち戦にする、その意思の強さとすけべさには、アーシも驚いた~。驚いたぞ~、恒興~! 将来が楽しみじやぁ~」
吉姉さまは自分の目で見て面白いことならば、何でもオッケーなところがあるから、恒興の姑息さを『あっぱれ~、あっぱれ~』と褒め称える。
でッ、吉姉さまは恒興を褒め称えると僕の方へと視線を変え。
「はぁ~、竹千代は口ばかりで役に立たん……。その猪武者ぶりを何とかせぬと、よい将になれぬぞ」
吉姉さまは呆れ声で諫めてくる。
だから俺は、《《あの頃》》いつも大変に悲しい想いをするから下を向き、肩を落とし涙……。
悔しい、悔しい……。
俺はマジで悔しいよ~~~! と思っていると。
「よ~し、今の勝負は可成が負けを認めたから恒興の勝利~。だから可成の一勝一杯だ!」
吉姉さまはこの場にいる者達へと報告すれば。
「次は可成と犬千代の対決~! 初め~!」
尾張の悪役令嬢さまカッコ良く両者へと告げる。
だから犬千代の奴の口から。
「どりゃぁ、あああっ! ワンワン!」
あいつは人の声と犬の泣き声で吠え。
その後は前田利家の奴も俺と一緒でね、猪武者だから【鬼武蔵】へと向けて猪突猛進!
「ワンワン!」と吠えながら向かうのだが。
【鬼武蔵】の奴は犬千代も僕達と一緒で、自分のオッパイをプルンプルンと優艶に揺らしながらヒラリと交わすから。




