第39話 尾張の悪役令嬢様との思い出(22)
だから恒興の【鬼武蔵】への変態攻撃は激しさを増すから、奴がいくらヤンキー姉ちゃんであろうとも、悲痛な顔へと変化して、
「嫌だ~!」
《《スリスリ》》
「辞めて~!」
《スリスリ》
「許して~!」
《スリスリ》
「恒ちゃん~、堪忍して~!」と。
【鬼武蔵】は恒興に対して不快、不満、拒否を示し。まあ、いつもヤンキー姉ちゃんは戦意喪失するから。
「ギブだ! ギブだ! ギブアップ! うちが悪かったから恒興~、許してくれ~。うちは降参だよ~。助けてぇ~、助けてくれぇ~!」と。
「姫さま~、うちはもうできません~、降参です~!」
まあ、最後にはいつも【鬼武蔵】が自らの口で恒興に降参したと告げる。
また告げなくても、恒ちゃんは変態お坊ちゃんだから、奴は【鬼武蔵】が降参するまで下策な変態攻撃を続け、【鬼武蔵】や同じ姫武将である【佐々成政】に勝利を続けるけれど。
本当ならばあいつら、尾張の丁稚軍団の主は森可成や佐々成政と同じ姫武将の吉姉さまだから、恒興の変態攻撃での勝利に対して不満を告げないといけないはずなのだが。
織田信長も糞で、どうしようもない《《尾張の悪役令嬢さま》》だから。
最初こそ、恒興の勝利に対して吉姉さまも自分の目を細め、不満のある顔する。
だから恒興の奴もその都度、いつもビクリ! と直立不動……。自分の顔色を変えるけれど。
アイツ! あの阿保は! 日の本の第六天の魔王であり! 尾張のおおうつけ! 尾張の悪役令嬢さまだから!




